水清くなければ魚住まず
差し迫ってきたこの時期でも、解決していない様々な問題がありますよね。
その筆頭は、何といっても【暑さ対策】ですよね。
会場にはテロ対策などのために手荷物検査場が設けられるわけですが、
大勢の人たちが検査を受ける間、ずっと待っていないといけないわけですね。
昨年、組織委員会が発表した手荷物検査場の暑さ対策というのが
【朝顔の鉢植えを並べる】だったんですね・・・衝撃的な【対策】ですよね。
組織委員会は『体温を下げる効果はないが、視覚的に涼しい』と仰ってるようなんですが、
体温を下げる効果はないものが、暑さ対策として成立してるんでしょうかね?
「委員長、手荷物検査場の暑さ対策はいかが致しますか?」
「・・・あ、そうだ、いい事思いついた!
手荷物検査場に朝顔の鉢植えを並べたら、涼しい気分になるんじゃない?」
「なるほど!さすが委員長、素晴らしいお考えです!」
てな会話を、冷房のきいた会議室でしてたりするんでしょうね。
その会議室には、朝顔の鉢植えを並べておけば、クーラーは要らないという事ですよね。
しかし、手荷物検査場に朝顔の鉢植えを並べるのはいいんですが、
その朝顔がグッタリと萎れてたら、
余計に暑さを際立たせてしまうんじゃないでしょうかね・・・
人々が熱中症でバタバタと倒れていって、ふと見たら、
朝顔が【蓮の花】に変わってたら嫌ですよね。
暑さ以外にも【海の水質】という頭の痛い問題がありますね。
やはり昨年、水泳のオープンウオーターのテスト大会が、
本番の半分の距離となる五キロのコースで実施されたんですが、
多くの選手から悪臭と高水温に対する悲鳴が上がったようですね。
お台場の海を約一時間泳ぐ競技を終えた選手から、
「正直、臭いです。トイレみたいな臭いがします。
本番では会場で、事前練習を行わないなどの対策が必要かもしれません。
前日練習でお腹を壊したら、元も子もないですから」
という衝撃的な発言が飛び出したんですね。
ここまで言われるというのは、
小学生がプールでオシッコしたくらいのレベルではない事はハッキリしてますよね。
東京五輪会場でもあるお台場は、
水質調査で国際競技団体が定める基準値を大きく上回る大腸菌が
検出されるなど水質改善が課題とされていて、これはもうスピードではなくて
【免疫力】を競う戦いになりそうですよね。
組織委員会の方では、
「汚物の流入を抑えるポリエステル製の水中スクリーンをコースの外周に設置しており、
既に基準値を下回る測定結果を得ているので大丈夫です」
とコメントしたそうですが、
「そうですか。では皆さんの子供さんやお孫さんを、
お台場の海で泳がせられるという事ですね?」
と聞かれて黙っちゃったらしいですけどね・・・
この汚れた海で海外の選手を泳がせるのが、
日本の【おもてなし】だと思われたらマズいですよね。
「お台場の海を綺麗にするのは、トランプ大統領に頼むのがいいんじゃないのかな?」
「どうして?」
「トランプだから、浄化(ジョーカー)はつきものでしょう」
本当に困ったら、そうするんでしょうかね?
微笑亭さん太