仕事はつらいよ
とボヤいてる方がいますが、会社がアルバイトを禁止してるのは
会社の就業規則の上であって、法律で禁じられているわけではないんですね。
法的にアルバイトが禁止されているのは、
実は【公務員】だけだったりするんですね。
「最近の夏って暑いだろ?
昼間、虫取りに出かけた子供が熱中症になる危険性があるって事で、
子供の代わりに網を持って、セミなんかを取りにいくアルバイトをやってるんだよね」
「えっ、虫取り網でセミを取るバイト?
お前、公務員だからアルバイトは禁止されてるだろ?」
「そう。だからもちろん、内緒でコッソリとやってるよ」
「それっていわゆる、闇営業?」
「いや、【アミ営業】だよ」
今年の流行語大賞の候補が出揃いましたが、
その中に【闇営業】という言葉も入ってましたよね。
吉本興業の闇営業問題というのが世間を騒がせましたが、
芸人さんというのは下積み時代に、様々なアルバイトをしてる人が多いですよね。
中には変わったバイトもありましてね、【メイプル超合金】のカズレーザーさんは
【流木拾い】のバイトをやった事があるそうですね。
これは海辺や川辺に落ちている流木を拾って、
芸術家に買い取ってもらうバイトで、気に入ってもらうと、
一つ五千円で買い取ってくれるそうですね。
ただ、その基準が判らなかったそうで、
一度『いらない』と断られた流木を数日後に持って行ったら、
『こういうのが欲しかったんだよ~!』と興奮気味に言われ、
高値で買い取ってくれたそうで、芸術家相手の仕事もなかなか大変ですよね。
【ドランクドラゴン】の塚地武雅さんは、墓地に行って
【昭和五十年以前の墓石と以後の墓石の数を数える】というバイトをしたそうですね。
仕事の目的は不明ですが、きっと仕事の最中に通りかかった人と、
リアル『もうかりまっか?』『墓地墓地でんな~』という
会話をしていたんじゃないですかね。
ピン芸人のやまもとまさみさんは、
日給五千円で【洗濯ばさみのバネを緩めるバイト】というのをやりましてね。
本人も、何でこんな事をさせられるのか
理由も判らずやっていたそうなんですが、後々それは、
AV女優の全身に洗濯ばさみをつけるという、アダルトビデオの企画に
使われる洗濯ばさみを作らされていたという事が判ったそうですね。
世の中、本当に色んな仕事がありますよね。
【クロスバー直撃】というコンビの前野悠介さんは、
数々の謎の多いバイトをこなし【ミスター謎バイト】と呼ばれてるそうですが、
彼が経験したものの一つに【ティッシュ配りを見張るバイト】というのがあるそうですね。
ティッシュ配りのバイトはよく見かけますが、
そのティッシュ配りが、きちんとティッシュを配っているか見張る役割で、
業界では【カラス】と呼ばれるそうですね。
カラスたちは、サラリーマンや待ち合わせのフリをしてティッシュ配りを見張り、
サボっているのを見つけたら本社に報告するのが仕事なんですね。
さらに【カラス】がきちんと見張っているかを見張る
【カッコウ】という役割もいるそうなので、
仕事というのは奥の深いものだと実感できますよね。
微笑亭さん太