割と大変な事態
あまり縁起の良くない数字の並びに敏感だったりしますよね。
ある主婦の方がスーパーで沢山買い物をして、
【4444円】という会計金額になったんですね。
「・・・すみません、不吉な数字なので買い足してもいいですか?」
急いで何品か品物を追加されたんですね。
そうしたらその合計金額が【4989円】(四苦八苦)になって、
不吉さにさらに拍車をかけてしまったって話がありましてね・・・
縁起を担ぐ方に限って、そういう不幸に見舞われちゃうものなんでしょうね。
いよいよ消費税が10%に値上げされたわけですが、
「値上げって言っても、8%から10%への値上がりだから、
僅か2%の値上げだろ?大した事ないね」
などと仰る方もいますが、よくよく数字を考えてみると、
8%の4分の1というのは2%に当たりますから、
その2%が値上がりするという事は【25%の値上げ】だと考えられなくもないですよね。
そう考えると急に、年貢を上げられて苦しむお百姓さんのような心持ちになりますよね。
税率などを語る場合に絶対必要となるのが【%】という事になるわけですが、
今、%が理解できない大学生たちが増えているそうですね。
『2億円は50億円の何%ですか?』という質問に対して、
2を50で割って正解の4%が導けない学生や、
消費税込みの代金は定価の1・08倍になる事の説明ができない学生が多くいるんですね。
「日本の大学生が、%を理解できなくなった理由が知りたいよね」
「そんな事より、%が理解できなくても大学に入れる理由が知りたいよ」
確かに合格させておいて『学力が不十分です』というのも、おかしな話ですよね。
「学長、お宅の大学にも%が理解できない生徒が沢山いるんじゃないですか?」
「そんな事はありません。ほんの20割くらいです」
この学長にしてこの生徒あり、みたいな感じでしょうかね。
でもこういう%が理解できない大学生に限って『ペイペイって、20%得なんだぜ』なんてな事を言ってるんでしょうね。
%が理解できない若者というのは低年齢化しているようですね。
中学3年生に『10%の食塩水を1000グラム作るのに必要な食塩と水の質量を、
それぞれ求めなさい』という問題を解かせたところ、
【食塩・100グラム、水・900グラム】と正しく答えられたのは
52%に過ぎなかったそうでして、半分近くの中学生が間違えてるんですね。
1983年に、同じ問題を中学3年生に解かせた時には、
正解率は70%だったそうですから、やはり理解している子が激減しているわけですね。
今後、この食塩水を作る問題を間違えた子は、
罰としてその食塩水を飲ませるというのはどうでしょうかね。
これがいわゆる、【死を(塩)もって償う】という事になるんじゃないですかね。
微笑亭さん太