舌禍責任を問われる
噛みつかれて大炎上するなんて事が、よくありますよね。
一旦炎上してしまうと、罵詈雑言の嵐が吹き荒れる事になりますが、
他人の悪口や陰口、批判の言葉を恐れる方は結構いますよね。
「俺って打たれ弱いからさ、他人の悪口や陰口、
噂話や批判が気になって気になって、仕方がないんだよ」
「そんなの気にする事ないよ。
悪口言ってくる奴ってのは【他人に敬意を払えないアホ】なので気にする価値なんてないね」
「じゃあ陰口は?」
「陰口叩く奴は【目の前に来て言う勇気のない臆病者】なので、無視しておけばいいよ」
「じゃあ噂話は?」
「噂話する奴は【ただの暇人】なので、勝手に暇つぶししてろって話だよ」
「じゃあ批判してくる奴は?」
「批判の大半は嫉妬なので、むしろ【成功の証】と捉えてしまえばいいよ」
考え方ひとつで、随分と気が楽になりそうですね。
言葉というのは、人を攻撃する武器となる事があるので、
発言には気をつけないといけないですよね。
ところが、一番発言に気をつけなければいけない立場のはずの政治家の皆さんに、
実に失言や問題発言をされる方が多いですよね。
大体が、当人はジョークのつもりで言った言葉が問題になるパターンが多いんですが、
いつも選挙で受かる事ばかり考えている議員さんが、
冗談ではスベってばかりという事ですね。
今年になってからも、失言で大臣の座を奪われる方もいましたし、
先日は北方領土問題を巡っての丸山穂高議員の発言が大問題になりましたよね。
そんな中、参議院選挙を控えていたた時期に、
あるペーパーの存在が発覚しましてね。
それは自民党組織運動本部遊説局が、参議院選候補者や秘書、
スタッフを対象に開催した勉強会の内容をまとめた物で、
タイトルは『失言や誤解を防ぐには』、早い話が【失言防止マニュアル】という事ですよ。
その内容は、メディアによって政治家の発言は切り取られることを前提に、
タイトルに使われやすい強めのワードに注意と、五つの具体例が示されているんですね。
『歴史認識、政治信条に関する個人的見解』『ジェンダー(性差)、
ⅬGBTについての個人的見解』『事故や災害に関し配慮に欠ける発言』
『病気や老いに関する発言』『気心知れた身内と話すような、
わかりやすく、ウケも狙える雑談口調の表現』の五つでして、
確かに一つ一つの項目で、具体的な問題発言が浮かんでくる気がしますね。
これはもう、『あなたの頭で判断するな』と言ってるのも同然ですが、
必要なのはマニュアルではなく、判断力なのではないかと思いますね。
「この書面を出す事によって、失言をしそうな議員が、あらかじめ判るんです」
「そうなんですか?どうしてわかるんですか?」
「『このマニュアル、是非ください』と言ってきた議員は、全員クビです」
こうやって、ふるいにかけてもらいたいですよね。
このマニュアル、悪くはないと思うんですが、最大の問題点というのは
【失言をするオジサン議員というのは、こういう物を絶対読まない】という事でしょうね。
微笑亭さん太