信じるか信じないかは、あなた次第!
あまりにも縁起を気にしすぎると、
人間関係をおかしくしたりなんて事もあるようですね。
義理のお兄さんに赤ちゃんが産まれると言う事で、お菓子を贈ったんですが、
それがたまたま『九個入り』だったために、
『九個入りという事は、苦しめという事か!?』と、
先方の父親に怒られたって話がありましてね。
確かに日本人は『四』とか『九』を嫌がりますが、
お菓子の数なんて話になると『縁起担ぎ』と言うより、
単なる『言いがかり』にしか思えませんよね。
「そんな事ありませんよ。
『苦しめ』ではなくて、安産のための『救世主』になれればと思ってます」
なんて事を言われて、先方も矛を収めたようですけどね。
実際、数なんてこじつけようと思えば、いくらでもこじつけられますよ。
良い意味にしようと思えば、『0』は『礼儀』ですし、
『一』は『一番』、『二』は『ニッコリ』、『三』は『賛辞』、
『四』は『幸せ』、『五』は『ご機嫌』って、全部良い意味になります。
逆に、全部悪いようにもこじつけられますよ。
『0』は『霊安室』ですし、『一』は『一家心中』、『二』は『不倫』で
『三』は『惨劇』、『四』は『死ぬ』、『五』は『殺す』って、
どんどんヤバくなったりしますよ。
科学的根拠のない言い伝え的なものとして、
『ジンクス』とか『迷信』といったものがありますよね。
『火遊びをすると、おねしょをする』をするなんてのがそうですね。
火遊びをしたからといって、おねしょをするわけじゃありませんからね。
正しくは『火遊びをすると、奥さんに怒られる』ですよね。
『食べてすぐ寝ると牛になる』なんてのもあります。
「食べてすぐ寝たら、牛になっちゃう人の数は、十人中どのくらいですかね?」ったら、
「多分、半数(反芻)です」
って言ってましたけどね。
これも正しくは『子年に奥さんと寝ると、子供が丑になる』が正解ですね。
『クマに出会ったら死んだふりをすると助かる』なんてのは、典型的な迷信ですね。
大体クマは肉食獣ですから、死肉も食べるので全く無意味なんですね。
死んだふりなんて、自らクマの食卓に上がるみたいなもんですよ。
何でこんな、実しやかな迷信が広まったのかというと、
『イソップ物語』の『熊と旅人』という話で誤解が広まったんですね。
イソップは『狼少年』の話では『ウソはいけません』という教訓を残しながら、
こんな大ウソを世間に蔓延させちゃってるんですよね。
プロ野球の世界にも様々なジンクスがありますよね。
『中日ドラゴンズの優勝した年、またはその翌年は
政治的な重大事件や首相交代などが起こる』ですとか、
『読売ジャイアンツが優勝した年、またはその翌年は景気が悪くなる』とか、
『阪神タイガースが優勝した年、またはその翌年は景気が良くなる』
なんてのがあるわけですが、これも絶対ではありません。
しかし『横浜ベイスターズが優勝しなかった年は、重大事件が起こったり、
景気が良くなったり悪くなったりする』というのは、
今のところ百%当たってるようですね。
微笑亭さん太