東京特許許可局は実在するか?
日夜生み出されてるわけですが、
今は『エコ関連』の商品が多いようですね。
そんな中、水と油の分離特性を利用して、
油の消費量を従来の半分以下に節約できるという
『ウォーターフライヤー』なる物があるんですね。
これは、同一槽に水と油を入れ、冷却装置を使う事で上下に温度差をつけ、
水と油の境界は常に五十五度に保たれているんですね。
従って、高温の油の下の水の中で、金魚を泳がすこともできるという優れものなんですね。
以前行われた展示会では、天ぷらを揚げながら、
その油の下で金魚を泳がすというデモンストレーションを行ったんですね。
これ、絵的には凄いんですが『揚げカス』と
『金魚のフン』の区別がつかないような状況がちょっと困りものですね。
しかも上で『魚フライ』とか揚げてたら、下の金魚たちは気まずいですよね。
カラッと揚げられる仲間たちを見ながら、
「俺たちも死んだら、ああなっちゃうんだぜ・・・」
なんてな事を、戦々恐々としながら、仲間内で話してる事でしょうね。
何かを発明した際に、
それを他人に取られないよう『特許申請』というのをしたりしますが、
かつて特許申請された物の中には『これはいかがなものですか?』
みたいな物が結構あったりするようですね。
例えば『遠心力を使った、お産お助けマシーン』てのがあるんですね。
これは、台に妊婦さんを括りつけて、その台をグルングルン回すわけですね。
するとその遠心力で、赤ちゃんがスポ~ンと出る原理なんですが、
こんな危ない機械を使いこなせるのはきっと、
室伏一家のお産くらいじゃないかと思いますよ。
そうかと思うと『ヘビ用散歩首輪』ってのがあるんですね。
これは要するに、犬のリードのようになってるわけですが、
ヘビを飼ってる人はそんなに多くないでしょうから、
商品化してもそんなに売れないだろうという事と、
そもそもヘビを表へ連れ出して散歩させる必要があるのかって疑問もありますね。
ペット関連では他にも『犬用スキューバダイビング装置』という
金魚鉢的な物を犬にかぶせて海に潜らせる装置があるんですが、
これはどう見ても、虐待にしか見えませんね。
しかも犬は絶対、スキューバをやりたがってないでしょうしね。
有名な会社も、特許出願をしてたりしますよ。
以前、アップル社が出した出願では、
メガネにiPhone的な物を入れて3D映像を見る商品のようなんですね。
しかし3Dというのは『まるで手が届くような感覚を味わえる』のがウリのわけですが、
この場合メガネなので、手より手前に来ちゃってますから意味がないわけですね。
天下のアップル社も、ちょっと『やっちゃった?』みたいになってますよね。
極めつけは、イスラエルの企業が開発した『爆音製造装置』でして、
百メートル離れた所に立っている人でも、とてつもない爆音を発して、
衝撃波で撃退する事ができるという代物なんですね。
もしもこれが車のクラクションに搭載されたら・・・道路はきっと、
修羅場と化してしまうでしょうね。
微笑亭さん太