美・ケアフル
ですから女性の容姿をとやかく言うような発言をする場合は、
気をつけなくちゃいけませんよね。
「なあなあ、あそこにいる女の人、ブサイクだよな~」
「・・・あれ、ウチの嫁さんなんだけど」
そんな事言われたら、固まっちゃいますよね。
「い、いやいや、そうじゃなくて、その後ろにいる若い女の方だよ」
「あれは娘だよ」
・・・多分、それっきり友達とは連絡が取れなくなるでしょうね。
美人の基準は人それぞれであっても、
『美人に見える条件』というのは幾つか挙げる事ができますね。
例えば『神秘性』です。
よく無名の女優や歌手がいきなり現れて人気が出た時に、
『彗星の如く現れた』という表現を使いますが、あれも、誰もプロフィールを知らない、
人となりを知らない、正体不明だという事で、実際の何倍も美女に見えたりするわけですね。
仮に本当の事であっても『肥溜市立僻地高校・卒』なんて書いたり、
家に帰ったら股火鉢の毎日ですなんて事が判ったら、ブチ壊しなわけですね。
それから、『クールビューティー』なんて言葉もあるように、
凛とした雰囲気を持ち、センスがよく、幸せオーラを持っている事だそうです。
昔は、ちょっと不幸そうな、陰のある美人が持てはやされた時代もありましたが、
今は美人の人口そのものが増えたため、『景気悪そうな顔をした女まで、
美人と呼んでるゆとりはありませ~ん!』てな事になったんですね。
ですから、美人オーラ=幸せオーラという事のようですね。
さらに、華があって清潔感があり、頭の良さも求められます。
容姿と頭の良さは関係ないように思われますが、同程度の美人だったら、
頭の良い方がより美人に見えるというデータがあるんですね。
そりゃそうですよね。
『卵を英語で何と言いますか?』と聞かれて、満面の笑みで『タマァゴゥ!』と、
英語っぽい発音で言われたら、
ちょっとこの子とは付き合えないかもな~って思っちゃいますもんね。
あと、きちんとしている事も大切です。
だらしない人はたとえ綺麗でも、絶対に美人とは呼ばれないですから。
化粧崩れしていたり、スカートからシャツの裾が少し出すぎていたりなんてのはダメです。
トイレの個室の中など、見えないところで気を抜いてても構わないんですが、
出てくる時には完璧にして出てこなくてはいけません。
化粧も服装の乱れもチェックして出ていったら、
トイレットペーパーをスカートの後ろから尻尾のように引きずって出てきちゃったなんてのは、
もっての外です。
ただ皮肉なもので、女性は完璧すぎると美人の印象を減らしてしまうんですね。
完璧すぎると退屈で、フェロモンも出なくなるそうですから、
どこかに危うさをはらんでいた方が良いようですね。
ですから、三ヶ月にいっぺんくらいは、飲みに行った帰りに、
へべれけに酔っ払って溝に落ちておくとかして、
『私って結構、スキがあるでしょう?』アピールをしておいた方がいいみたいですね。
微笑亭さん太