いい加減、目を覚ませ!
なかなか起きられないという方がいらっしゃいますよね。
寝坊をしてしまって会社や学校に遅れてしまった時、
当然上司などから、遅れた理由を聞かれますよね。
「君、何で遅刻したんだ!?」
「いえ、私が遅いんじゃなくて、皆さんが早すぎるんです」
これはケンカを売っているみたいなものですよね。
中には気象条件のせいにする方もいますね。
「遅れないように頑張ったんですが、世間からの風当たりが強くて遅れました」
これはその日から、会社での風当たりが強くなりそうですが・・・
交通機関が遅れたら、これは仕方ないですよ。
「す、すみません!自転車に乗り遅れました!」
女性限定の遅刻の言い訳もありましてね。
「早乙女君、何でこんなに遅刻したんだ?」
「はい、『お茶しませんか?』と声をかけられて、
振り向いたら千利休だったので、つい・・・」
これは納得せざるを得ませんよね。
世の中には、
絶対に寝坊できない職業の方々がいらっしゃいますよね。
そんな職業のひとつに【鉄道職員】というのがあります。
彼らが寝坊してしまったら
電車が動かないという事になりますから大変ですよ。
絶対に寝過ごせない鉄道職員の皆さんが使っているという、
伝説の強制目覚ましがネットで買えると話題になってましてね。
これは鉄道会社の早朝勤務などに備える仮眠室に置かれてある目覚ましでして、
その名も【定刻起床装置個人簡易型・SAC-5A型】
・・・新型のエヴァンゲリオンじゃないですよ。
この目覚まし、JRを始めとする鉄道会社の乗務員宿泊施設の他、
消防署などの企業、機関の現場で実際に使用されているもので、
市販の強力な目覚ましでも、なかなか起きられない人に
オススメという事で販売されてるんですね。
仕組みは割と単純でして、
空気袋、ホース、送風機、制御タイマーで構成されていて、
敷いた空気袋を膨らませて【寝ている人の身体を持ち上げて起こす仕組み】なんですね。
セットした時刻になると送風機が動き、
ホースを伝って空気袋を膨らませるんですが、
停止ボタンを押すまで空気袋が
約9秒間隔で膨張、収縮を繰り返すんですね。
上半身が弓なりになるくらい膨らむんですが、
普通の目覚まし時計のようにアラーム音で起こす仕組みではないので、
近くで寝ている他の人の睡眠を妨げないという大きなメリットがあるんですね。
価格は9万9千円だそうですが・・・高いと思うか安いと思うかは、
その方の価値観次第ですよね。
これからは、もっと色んなタイプの目覚ましが出てくるんじゃないですかね。
「私、朝が苦手なんですが、確実に起きられる目覚ましはありませんか?」
「それでしたら、この目覚ましなら絶対に起きられますよ」
「見たところ、普通の目覚まし時計に見えますが・・・」
「はい、見た目はそうですが、アラーム音で起きないと自動的に、
あなたと愛人とのラブラブ写真が奥さんのスマホに送られるんです」
「それは嫌ですね~。
確かに起きられるかもしれませんが、それ以前に、不安で寝られないんじゃないですか?」
「では、こちらのベッド一体型の目覚ましはいかがですか?」
「ベッド一体型とはどういう事ですか?」
「アラーム音で起きないと、ベッドが傾いて、
ベッドの下に設置されているライオンの檻の中へ落下する仕組みになってます」
朝が苦手な方は、それなりのリスクを負っていただく事が肝心でしょうね。
微笑亭さん太