このところ心霊が重なって・・
テレビでよく放送されていた【心霊番組】ですが、
ここ最近は、ほとんど放送されなくなってしまいましたよね。
その理由としては映像解析技術が進歩しましたので、
心霊写真と呼ばれる物のほとんどが科学的な説明ができたり、
素人でもフェイクの心霊動画を作る事が可能になってしまったので、
信憑性が一気になくなってしまったといった事が挙げられるでしょうね。
心霊番組はなくなっても、
心霊体験をされる方というのは後を絶ちません。
特に多感な十代の若者というのは、心霊体験をしやすいと言われますよね。
平成年間というのは二十世紀から二十一世紀へ、
世紀を跨いだ事になるわけですが、
その時話題になったのが【ノストラダムスの大予言】というやつでしてね。
元々は1973年に出版された本から世間の知るところとなったわけですが、
『1999年7月に、空から恐怖の大王が降ってきて人類が滅亡する』
という事が予言されているという話だったわけです。
著書はシリーズ化されているんですが、
第一巻の売り上げは210万部に達し、
シリーズ合計で600万部を売り上げたといいますから、
大ベストセラーですよね。
心霊番組が全盛とも言える時代だっただけに、
そういうオカルト的な話題は受け入れられやすかったんでしょうね。
先日、その著者である五島勉さんがテレビ取材に答えて
「子供が読むとは思っていなかったので、子供たちには謝りたい。
真面目な子供たちは考え込んでご飯も食べられなくなったり、
真剣に悩んだり・・・それは謝りたいと思う」
と仰ってましてね。
実際、1999年7月を前にして
受験勉強を止めてしまって受験に失敗した子とか、
貯金を全部使い果たして無一文になってしまったという【実害】も出たわけですね。
ただ『申し訳ない』と仰ってる割には、
シリーズで何冊も出されてるわけですから・・・
そのあたりは、どうなんでしょうね?
不安を煽るというのはお金になると、
昔から相場は決まってますからね。
それに謝るのは子供たちじゃなくて、今のオジサンたちにですよね。
そもそもこの件は、
『予言が外れたじゃないか!どうしてくれるんだ!』という話になってるんですが、
予言が当たって人類が滅亡してたら
【めでたしめでたし】という事になったんでしょうかね?
微笑亭さん太