アンコールより、アルコール
楽器ができる人皆さんが、天才に見えたりします。
天才と呼ばれる音楽家は古今東西沢山いますが、
天才の中の天才と言っても過言ではないのは、
『モーツァルト』じゃないかと思いますね。
ウィーンで35歳の生涯を終えるまでに、
700曲以上の作品を残した超天才であるにもかかわらず、
困窮のうちにこの世を去ったと言われてます。
ところが、それほど貧乏ではなかったという事が明らかになってきたようですね。
各国のモーツァルト研究者のグループが、
彼の晩年の10年間の家計などを調べたところ、
現在の価値で1900万円もの収入があったそうですね。
これは、モーツァルトが先輩として慕っていたオーストリアの作曲家、
ハイドンの2倍以上で、当時の大学教授の約15倍に当たるそうですね。
モーツァルトはアパートに住んでいたんですが、
アパートといっても、テレビと冷蔵庫を置いたら、
自分は外へ出なきゃいけないみたいな狭い所じゃないですよ。
7つの部屋と厩舎を備えた快適なアパートで、
優雅に貴族的なライフスタイルを楽しんでいたようです。
ただ、お酒がやたら好きで、宴会を開くなどして、
少なくとも収入の17%をお酒関係に使っていたようですね。
とても才能に恵まれながらの大酒飲みという事で、
ちょっとした『ウィーンの春団治』みたいなものだったわけです。
常にお酒が入ってますから、
出来上がったオペラの曲のタイトルを見たら、
『ドン・ジョヴァンニ』が『ドン・ペリニヨン』になってたりしてね。
ふと傍らを見ると、
『いも焼酎 魔笛』なんてのが置いてあったりするという、
こんなモーツァルトは嫌ですよね~。
微笑亭さん太