とても、恐れ多い事です
綺麗な女性と付き合ってたり、結婚している男性を羨ましく思ったりします。
街中を歩いていても、
美人とすれ違うと思わず振り返ってしまったり、
そのまま後をついて行ってしまったり、
その子の自宅を確かめたり、
合鍵を手に入れて盗聴器を仕掛けたりしますよね。
・・・しませんかね?
とにかく男性は美人が好きな生き物ですが、
世の中には美人が苦手という男性も存在しているようですね。
美人に対して恐怖心を感じるという
【美人恐怖症】という病気がありましてね。
主に男性に発症する事が多いようですが、その原因は
『過去に美人との関係で大失敗した経験などがトラウマになっていて、
なおかつ自分の容姿に自信がない』という事なんだそうですね。
美人を見て緊張する人は結構いたりしますが、
この恐怖症の人の場合は、そんな一般的な反応ではなく、
美人が周囲にいるだけで極度のストレスや恐怖心を感じ、
呼吸が速くなり、吐き気などの症状が起こってしまうんですね。
ブサイクな女性を見て
吐き気をもよおすって経験をお持ちの方はいるかもしれませんが、
美人を見て吐き気をもよおすというのは、
男性として本当に悲しいですよね。
また、まともに顔を見る事ができない、
挙動不審な行動を取る、頭が真っ白になるといった症状も見られ、
かなり激しいストレスを感じるようですね。
こういう恐怖症を持っている方は、付き合っている恋人に、
ちゃんと打ち明けておかないといけませんよね。
「実は君に、言っておかなければいけない事があるんだよ。
実はボク、病気なんだよ」
「えっ、病気?何の病気なの?」
「美人を見ると緊張して怖くなる、美人恐怖症という心の病なんだよ。
ごめんね、今まで黙ってて」
「ううん。全然大丈夫。そんなの気にする事ないわ」
「ありがとう。ボクは君といると、凄く安心するんだよ」
・・・これは喜んでいいのかどうか微妙ですよね。
変わった恐怖症としては【左側恐怖症】というのもありましてね。
これは【身体の左側にある物】、または【左利きの人】に対して
恐怖を感じるというものでしてね。
そういう事に接すると、めまいや震え、息苦しさ、不快感を抱き、
腹痛などが起こってしまうんですね。
左側恐怖症は、子供の頃に
左利きから右利きに矯正されたという方に発症するそうですが、
道を歩いていても【左側に曲がる事】に恐れを抱き、
目的地に着くまで右折をし続けるといった非効率的な方法を
とって回避したりするそうですね。
また、これと全く反対に、
右側にある対象物などに恐怖を抱く右側恐怖症というのもあるそうですね。
「左側恐怖症の人というのは、どういう症状が出るんですか?」
「そうですね。お金持ちになろうとはしませんが、貧乏にもならないようにしますね」
「それはどうしてですか?」
「【左団扇】も困るし【左前】になっても困るからです」
「なるほど。では会社などでは、あまり一生懸命に仕事をせずに、
適度に手を抜くようにするわけですね」
「それもいけません。適当に手を抜いてると【左遷】されたりしますからね」
「なかなか難しいですね」
「逆に右側恐怖症の人は、いつも必死に一番を目指す傾向がありますね」
「どうしてですか?」
「もちろん、自分の【右に出る者】がいないようにです。
ただ、食事で魚を食べる時には、ヒラメは食べられてもカレイは食べられないんですね」
「あ~なるほど!【左ヒラメに右カレイ】ですからね」
こういう方々は、なかなか生きにくいでしょうね。
微笑亭さん太