笑う門には服着たる
その国によって変わってくるなんて事がありましてね。
例えば【いい女】という言葉がありますが、
日本における【いい女】というのは、
「キミ、可愛いね」
「とんでもない、私なんかブスですよ~。
全然可愛くなんかないです・・・本当に全然・・・
え?そうですか?・・・ありがとうございます・・・嬉しいです・・・」
こういう感じの子を指している事が多いですよね。
主張してこない美と、控えめな性格を持ち合わせた子とでも言うのでしょうかね。
それに対して、アメリカで言う【いい女】というのは、
「ねえねえ、アタシの今日のアイシャドウ、イケてると思わない!?
カールされたまつ毛もセクシーでしょう!?
そして、この腰のくびれを見てよ!!イエ~イ!!フゥ~!!」
主張しすぎるほど主張してくる感じの、
凹凸のハッキリした感じの子が、それに当たるんでしょうね。
褒められた時の返しが苦手なのが日本人ですが、
返し方にも時代の変遷が垣間見える事がありますね。
「キミ、可愛いね」
「あら、そんな事言っても、何も出ませんよ」
というのが【昭和の返し】で、
「キミ、可愛いね」
「うん、知ってる~」
これが【平成の返し】ですよね。
それだけ自己主張も強くなったんでしょうけど、お国柄は変わらないので、
『でしょう?私、可愛いのよ』なんて言った日には、
陰口叩かれるのは、昭和も平成も変わりなさそうですね。
着ているだけで
女の子の魅力がアップすると言っても過言じゃないのが、
学校の【制服】じゃないかと思いますね。
女子高生の制服が大好きで、
それを手に入れるために盗むなどの、犯罪を犯してしまう方もいたりします。
「俺はね、女子高生が大好きなんだよ。
制服姿がたまらないんだよな。
女子高生そのものというより、むしろ制服の方が好きなのかもしれない・・・」
こういう方は頭の中を女子高生に、
征服(制服)されちゃってるんでしょうね。
女子高生の娘を持つ親御さんたちにとっては、
我が子が犯罪に巻き込まれたりしないか心配になるでしょうが、
GPSシステムを利用するコンピューター・チップが内蔵された学校の制服が、
中国で開発されつつあるそうですね。
校内における生徒の全行動だけでなく、
放課後の生徒による移動全てについても、
制服が記録するという制服なんですね。
生徒が学校に入ると毎回、
その生徒の到着時刻をシステムが記録する一方、顔認識機能を備え、
建物の入口に配置されたカメラが短時間の映像を記録し、
その映像は生徒の親がモバイルアプリケーションを通じて見る事ができるそうでしてね。
もし生徒が授業をサボろうとすれば、
制服が警報モードを始動させ、このモードが教師と親に対し、
ずる休みが行われている事を通報するんですね。
また親はスマート制服を用いて、
自分の子供が校内でどのような食べ物を買っているのか目にする事ができ、
お小遣いを制限したりする判断材料になったりするそうですね。
これは親にとってはいいのかもしれませんが、
生徒たちにとっては束縛以外の何物でもないでしょうね。
「この制服は、悪い事をしていると、
急に服のサイズが小さくなって締め付けてくるんですよ」
中国だけに、
そんな孫悟空の頭の輪っかみたいな制服が作られるかもしれませんね。
微笑亭さん太