参拝処理場
お彼岸の法要にて一席やってきました。
このお話は成田家紫蝶さんからいただいたものなんですが、
ここ数年毎年、春彼岸には天狗連から誰かが落語をやりに行っています。
私は一昨年、一度出させていただいてるんですが、
また再び、お声がけいただきました。
悟真寺というのは幸いにも
髪家三代さん宅から近い場所にありますので、
理容店の駐車場に停めさせていただいて
歩いてお寺の方に向かいました。
既に法要は始まってたわけですが、一昨年もそうだったんですが、
高座として置かれている台の面積が、座布団よりも小さいのです。
つまり、高座から座布団がはみ出ている状態ですね。
従って、扇子と手拭いを置くスペースが全くない状態というのは相変わらずでした。
そしてさらに、
高座自体がセンターから横にずらされているんですが、
その理由というのは、真ん中に賽銭箱があるからなんですね。
賽銭箱があるという事は、
そこに【参拝する人】が来るというわけです。
私が落語をやっている間、
ひっきりなしにお参りする人がやってきて、
私の高座の真横でお賽銭をあげて
手を合わせていました。
そしてお参りが終わると、さっさと帰って行かれます。
落語には一ミリの興味も示さずに(笑)
お客さんの視線は自然と参拝客の方にいってしまって
非常に散漫な空気になってしまい、
前回と同じく、厳しい高座になってしまいました。
まあ、お寺ですから、お参りにみえる人が第一なので
それも仕方ないですね。
微笑亭さん太