常識は、非常識
そういった常識の違いなどから、
騒ぎに発展するなんて事があったりしますよね。
中には食文化の違いによるトラブルなんてのもありまして、
日本の羊かんを飛行機内に持ち込んだら、
プラスティック爆薬と間違われて
テロリスト扱いされたなんという話があるかと思うと、
【いかめし】を海外に持っていったら、
やはり税関に爆弾だと思われて没収されたなんて話もあります。
海外旅行に行く時は、その国のタブーをよく知っておくなんて事も必要ですよね。
右手を伸ばして
『ハイル・ヒトラー!』とやる有名なポーズがありますよね。
日本ではギャグとしてよくやられていますが、このポーズは、
ヒトラーに敬意と称賛を示すものですから、
冗談のつもりでドイツでやってしまって、
逮捕される外国人が後を絶たないそうですね。
またあのポーズ自体が、手錠をかけやすいポーズですからね。
右手を出した途端、ガチャン!みたいなね。
逮捕された人たちは、
『そんなに深刻な罪になるとは知らなかった』と口々に言ってますが、
最高で6カ月の服役になるそうですので、これはシャレになりませんよ。
手錠をかけられた外国人たちが、警察にあふれましてね。
「この人たちは、みんな刑務所に?」
「ええ、【入る人ら】」なんてんでね。
さらに気をつけなければいけない事がありまして、
『ハイル・ヒトラー』のポーズを公にできなくなってから、
若者の間で鼻の下に指をあてるサインが広まっているんですね。
これは鼻の下に指をあてる事で、
ヒトラーのチョビひげを象徴するジェスチャーだそうですから、
ドイツで『加トちゃんぺ!』をやった瞬間に
逮捕されちゃうようですね。
あと、イヤミの『シェ~』も、
鉤十字を連想させるらしいので止めておいた方が無難のようですね。
日本のギャグは、ドイツでは結構デンジャラスなようですね。
日本人は麺類をすするわけですが、この【すする】という行為は、
海外ではかなり嫌われるようですね。
SF映画なんかに【時を止める】というスペックの持ち主が出てきたりしますが、
海外でパスタをラーメンのように音立ててすすれば、
確実に周りの時が止まるそうですね。
それはもう、友達を失うレベルのタブーだそうですから、
高座で『時そば』なんか演ったら銃殺レベルですよね。
インドで『あなたは食べられない物はありますか?』と聞かれた時に、
『何でも食べます』と答えると、人間扱いされなくなるそうですね。
日本的な感覚だと『何でも食べる』というのは一般的な食材の事であり、
好き嫌いはありませんよ的な意味なんですが、
インドでは、食材以外の石、ガラス、死体など、
文字通り何でも食べる事を意味するそうですね。
じゃあどう答えるのがベストかと言うと、
『あなたが食べられる物なら食べられます』なんてのが無難なようですね。
ただインドというのは、本当に石や鉄を食べたりする
ビックリ人間の宝庫ですから、裏目に出る場合も覚悟しなくちゃいけませんね。
微笑亭さん太