初音、ナンパされる?
グランコート金山に行ってきました。
銀行が主催されている新春寄席に出演するためです。
この寄席は毎年1月に
蒲郡と豊橋、岡崎、名古屋の4ヶ所で行われるんですが
私はこのところ、毎年呼んでいただいています。
いつもは、天狗連のどなたかお一人と組んで4ヶ所回るんですが、
今回は会場によって相方が違うという事で
昨日は成田家紫蝶さんとの二人会でした。
年金受給者対象の会なので
当然そういう年代の方々がおみえになるわけです。
一番後から仲間入りする事になった名古屋会場ですので、
蒲郡や豊橋に比べると、お客さんは少ないんですが、
それでも年々、お客さんが増えていて、昨日は70名以上の方がおみえになりました。
この会を仕切っているのが
天狗連の天然セレブ・夢見亭初音さんです。
この日は豊橋から金山まで、
電車に乗ってこられたようでした。
「さっき駅からここへ向かって歩いてたら、若い男の人が近づいてきてきたのよ」
「はあはあ」
「凄く近くまで来て『あの~ちょっと』って声かけてくるから
ナンパかと思ったら『唇に白いものが付いてますよ』って」
「・・え?」
「私さ、電車の中でドーナッツ食べてたから、その白い砂糖が
唇にベットリ付いてたみたいなのね」
「ああ・・なるほど。その方が、スルーできないほど大量に付いてたんですね」
「その前には、駅でも面白い事があってね」
「何ですか?」
「私、名古屋駅から金山行きの電車に乗りたくて、
判らなかったから若い駅員さん捕まえて聞いてみたのよ。
『金山行きの電車はどこに行けばいいの?』って聞いたら
『○番線から12時24分発です』って、すぐに答えてくれたのよ。即答よ、即答」
「はあ・・」
「だから『何でそんなにすぐに答えられるの?』って聞いたら『仕事ですから』って。
『いや、仕事でも凄いわよね』『いえいえ、そんな事ありません』ってやってたら
その駅員さんの上司が慌ててやってきたのよ」
「上司が?どうしてですか?」
「どうやら私が、若い駅員さんに文句言ってると思ったらしいのね。
だから『何か失礼がありましたか?』『いえいえ、駅員さんの事褒めてたんですよ』って
上司の駅員さんと、そんな会話しちゃったのよ~」
「あ~なるほど・・でも、その間も駅員さんたちは、
初音さんの唇に付いた砂糖が気になって仕方なかったでしょうね」
アラセブ(アラ古稀?)を迎えてもなお
女性としてとても魅力的な初音さんは、
これからも数々の伝説を残してくれるに違いないと確信しました。
微笑亭さん太