論破ルーム
どちらの言い分が正しいかという事より、
最終的に声が大きい方が勝ち、
気が弱い方が負けるみたいなところがありますよね。
でもそれは【論破】しているのではなくて、
力でねじ伏せて黙らせている印象が強いです。
松岡修造さんとMr.オクレさんが議論したら、
どう考えても結果は見えてるでしょうからね。
議論して相手の説を破る事や
言い負かす事を【論破】と言いますが、
長々と喋らなくても、たった一言で
相手を黙らせるなんて事があるようですね。
よく【天然系の女の子】というのがいますよね。
男子ウケを狙った計算ずくの子もいますが、
マジで天然の子もいますよね。
そういう子が無邪気な笑顔で、
「私って、天然なのかな~?」って言ったら
「いや、単にものを知らないだけだよ」
一瞬で笑顔が消え去ったなんていうのも論破になるんでしょうね。
【プリキュア】や【セーラームーン】といった
アニメが好きな女の子は多いですが、
中には男の子が好むようなものが好きな子もいます。
【ウルトラマン】が大好きな女の子がいましてね。
周りの男の子たちに、
「女の子のくせに【ウルトラマン】が好きなんて、おかしくない?」
なんて言われて困ってたんですが、それを聞いてたおじさんが、
「女の子が強い男に惚れるのは当然なんだよ」
ニッコリ笑って男の子たちを沈黙させたらしいですけど、
なかなかシャレた論破の仕方ですよね。
日本人は、この論破というのが好きなようでして、
議論させると相手を論破しようとする人が多いようですね。
議論というのは本来、
違う意見を出し合って摺り寄せていく作業であって、
相手を論破するものではないんですけど、
負けず嫌いが多いという事なんでしょうかね?
「俺は議論で負けた事ないからね。
必ず相手を論破しちゃうから」
「俺だって議論で負けた事ないよ」
「よし、どちらが相手を論破できるか勝負しようじゃないか」
「いいとも。
明日のこの時間に、ここへ来て勝負だ!」
翌日、二人とも対決の場に来ませんでね・・・後で理由を聞いたら二人とも
「逃げるが勝ちだから。はい、論破」
と言ってたそうですが・・・もう意味が判りませんよね。
どんな女の子でも、
スネたり不機嫌だったりする時というものはあります。
付き合っている彼女だったとしても、
そんな時の扱い方で事態をこじらせたりケンカになってしまう事がありますよね。
そういう時には彼女に、
「・・・ホントに、君は可愛いね」
この一言の破壊力は想像以上だそうですね。
というのも、女の子というのは男性が想像する以上に
【可愛いって思われたい】と思っていて、
その一言で不機嫌の理由となっている苦労や悩みが紛れるし、
とても幸せな気分になれるものなんですね。
言う場合には【ホントに】がポイントですから、
このキーワードを抜かないように言ってあげてほしいですね。
こういう平和的な論破は、どんどん使っていただきたいものですね。
微笑亭さん太