成熟した美
「どうせ男なんてさ、若い女がいいんでしょう?
オバサンは嫌いなんでしょう!?」
なんてんで、くだを巻いている妙齢の女性がいたりしますが、
女性は若ければいいというものではなく、
年齢を重ねた女性には、それなりの魅力というのがありますよね。
若い女性がもてはやされる傾向が強い芸能界であっても、
それは例外じゃないですね。
現在、芸能界はちょっとした【熟女ブーム】が来ているようですね。
昨年【オリコンニュース】で実施した
【女性が選ぶ理想のオトナ女子ランキング】で、
石田ゆり子さんが圏外から首位を獲得したんですね。
彼女はドラマの主演を果たしたりして再ブレイク中で、
現在もドラマ映画に引っ張りだこですね。
また森高千里さんは番組MCとして活躍され、
相変わらずの美脚を披露しています。
『私がオバサンになっても』と歌いつつ、
ちっともオバサンにならないですよね。
かつての角川映画のマドンナ、薬師丸ひろ子さんも先日、
二十年ぶりとなるオリジナルアルバムを発売され、
八十年代の歌手活動全盛期と同じキーでの歌唱を披露し、
変わらぬ美しさと実力を示しましてね。
「俺昔、薬師丸ひろ子の大ファンだったんだよな~。
今でも綺麗だし体型も変わらないし・・・その点、
お前は変わっちまったな~」
「何よ、失礼ね。私だって変わってないわよ」
奥さんが押し入れにしまわれていた
学生時代のセーラー服を引っ張り出してきて着ようとするんですが、
すっかり太ってしまったせいで、全く入らないんですね。
でも何とか無理やり着ようと徹夜で格闘してたりしましてね・・・
まさに【セーラー服と一晩中】ってやつですよ。
沢口靖子さんも美しいですよね。
そして誰もが知る当たり役というのが存在します。
ドラマ【科捜研の女】はシーズン十八までいっていて、
最近では沢口さん演じるところの榊マリ子が
【寅さん】に見えてくるって話もあります。
彼女は大阪府堺市出身なんですが、あまり大阪人ぽくないんで、
よく出身地を尋ねられるそうですね。
「沢口靖子さん、出身は何県ですか?」
「・・・科捜研」
あれだけ長く科捜研の技官役をやっていると、
本当に科捜研の仕事ができるんじゃないかと勘違いされそうですよね。
米倉涼子さんなんかもう、簡単な手術なら
執刀できると思われてるくらいですからね。
女性にはやはり、
熟成された魅力や美しさというものが存在します。
【薄幸の美少女】なんて言い方がありますが、
これからは【発酵の美熟女】なんという漬物っぽい言い回しが、
新たに作られるんじゃないでしょうかね。
微笑亭さん太