過分なご祝儀
悪質商法の出前講座です。
吉田町公民館には三年前、一昨年に、
それぞれ出前講座で伺っていて、これで計三回伺う事となりました。
朝イチという事もあって少し寒く
会場には暖房がフル稼働してました。
ところが、ちっとも暖かくならないので、
ふと表示を見ると【冷房】になってました。
それは暖かくならないはずです。
昨日はかけもちでして、
吉田町公民館の高座を終えた後、同じく豊橋市内にある
吉田方地区市民館に移動しました。
やはり、悪質商法の出前講座です。
吉田方地区市民館にも今まで、
高齢者セミナーや出前講座で何度も伺ってますが、
昨日は市民館まつりの中での出前講座となりました。
建物に入ると、方々に習字や絵画の展示などがされていて、
美味しそうなみたらし団子が、皆さんに振る舞われてました。
会場は2階という事でしたので、階段を上がろうとすると看板が立っていて
【だんごの2階へ】と書かれてありました。
だんごの2階へ?
2階では珍しい団子の展示でも行われているのだろうか?
あるいは、みたらし団子の作り方教室でも開かれているのだろうか?
色々な妄想が頭の中を駆け巡りました。
よく見ると【だんごの2階へ】の少し離れた横にもう一行、
【の持ち込みはご遠慮ください】と書かれてありました。
・・あ~そこで区切ったんですね・・
お客さんは65名ほどおみえになり、大入り状態でした。
よく笑ってくださってよかったんですが、
お見送りをしていると、ひとりの年配女性の方が、
「さん太さん、これで一杯やってね」
と言って、私にご祝儀袋をくださいました。
「いえいえ、こんなものをいただくわけには・・」
「いいから、いいから、ほんのちょっとだから」
「いや、でも・・」
「いいから、いいから」
そう言って、無理やり渡して行かれました。
ご祝儀なんかいただいちゃって申し訳なかったな~と思って開けてみると、
ビール券が入ってました。
『これで一杯やってね』の意味は
そのまんま、どストレートの意味だったという事を理解した私は
自分が一滴もお酒が飲めない体質なのを恨みながら帰路につきました。
微笑亭さん太