男の語源にかかわる
何かやらかしてしまった時には、
ちゃんと頭を下げて謝罪するのが大切ですよね。
【謝る】と【詫びる】、どちらも謝罪を表す言葉で、
現代ではどちらも同じ意味に使われてますよね。
お詫びの気持ちを伝えるこの二つの動詞、
実はそれぞれルーツが異なるんですね。
【謝る】の方は元々【誤る】という言葉から来ていて、
自分の非を認める意味の転用で
『間違えちゃってごめんなさい』というニュアンスになるわけですね。
一方【侘びる】の方は【侘しい】という言葉から来ていて、
自分の窮状を訴える意味の転用で『こんなに私は辛いの・・・だから許して』
という感じですね。
「政治家が不祥事を起こした時【お詫び申し上げます】とは言うけど
【謝ります】とは言わないよね」
「そうそう。どの政治家も、
頭は下げても自分の非は認めないという気持ちの表れなんだろうね」
これは当たってるかもしれませんね。
そんな、へなちょこな政治家に国を任せたくないものですが、
この【へなちょこ】という言葉の語源も面白いですね。
へなちょこの【へな】は粘土の事で、
粗末な土を表してるんですね。
そして【ちょこ】は、お酒を飲む時の盃であるお猪口の事です。
明治時代、料亭であるお客さんが、お猪口にお酒を注いだところ、
そのお猪口にお酒を吸われてしまったそうですね。
これは、お猪口に使われていた粘土が
水分を吸い取ってしまったわけですが、それを見たお客さんが、
「これは出来損ないの、へな製のちょこ、へなちょこだ!」
と怒ったのが始まりという説があるんですね。
「・・・片桐君、これ、私が初めて作った手作りチョコなの。受け取って」
こう言ってバレンタインの時に手渡された
手作りチョコというのは【へなちょこ】だし、
【変なチョコ】だったりする事があるようですね。
「バレンタインのチョコで失敗しちゃったから、
もっと痩せて綺麗になって、片桐君を振り向かせてみせるわ。
今日から、サラダしか食べないから」
恋する乙女が食べているサラダにかかっているのが【ドレッシング】ですよね。
ドレッシングの語源は
【着せる・飾る】を意味する【ドレス】から来ているわけで、
まさに【サラダを彩るドレス】だという、素敵な語源ですよね。
「結局、片桐君にフラれちゃった・・・もう、やけ食いよ!唐揚げ大盛り!」
なんてんで、唐揚げにタップリつけて食べたりする【マヨネーズ】ですが、
マヨネーズの名前の由来には、人名説や地名説等多くの説があるんですね。
その中でほぼ定説化されているのは【地名】によるものでしてね。
一七五六年、フランスがイギリスと紛争を起こし、
地中海のメノルカ島のマオン城というお城を占領したんですが、
その時の総司令官、シュリー公爵が食事をした店で出会ったソースが
マヨネーズのルーツと言われてましてね。
公爵はそのソースをとても気に入って【マオンのソース】として紹介し、
それがマオンネーズと呼ばれ、後に【マヨネーズ】となったという事なんですね。
この時の紛争では、数多くの武器が使われたでしょうが、
今やマヨネーズは、成人病で現代人の命を奪う
恐ろしい兵器と化している面もあったりしますよね。
微笑亭さん太