罪と体罰
学校には様々な問題というものが存在します。
その中のひとつに体罰問題というのがありますよね。
体罰問題というのは、どこかの学校で明らかになると、
それをきっかけに、他の学校でも体罰の事例が明らかになったりしています。
特に、スポーツ系のクラブ活動において、体罰問題は発生しやすいですね。
ここは各学校の校長先生が、顧問の先生たちに厳しく言うべきですよね。
「先生方、いいですか。くれぐれも体罰だけは止めてください。
生徒に暴力をふるう先生は、私が殴りますよ!」
これくらいの事は言わないといけませんよね。
とは言うものの、
【体罰】と【指導】の線引きというのが非常に難しいですよね。
『殴る、蹴るといった暴力』や『パワハラ、セクハラ』、
『身体や容姿、人格を否定する発言』などが
『許されない体罰』のカテゴリーに入るのは誰しも納得いくところでしょうが、
『炎天下で水を飲ませずに長時間ランニングさせる事』などになると、
もう判断が怪しくなったりします。
これは
『水さえ飲ませれば、炎天下でランニングさせてもいい』とも取れますよね。
しかも暑い方の制限はありますが、寒い方の制限は設けられていないので、
北海道の学校が真冬に裸で外をランニングさせても、
これは体罰ではないという事になるのもおかしな話ですね。
第一スポーツというのは過酷な状況下で行われる事が多いですから、
ある程度鍛える事は必要です。
炎天下でのランニングを禁止しておきながら、
真夏の炎天下で行われる甲子園大会に出場させるのは、
矛盾以外の何物でもありませんよね。
マウンドの気温が30度を超えた時点で体罰になるとか、
選手たちは日傘をさして試合をしてみるとか、
ややこしい話になりそうです。
今年の猛暑で、甲子園大会の場所を変更する議論も出ていますが、
日程を陽気のいい時期にずらして、
『秋の甲子園』にしてみた方がいいですよね。
そうなれば甲子園名物も【かち割り】から
【栗きんとん】か何かに変わるんでしょうかね。
今後、新たな体罰の基準というのも生まれてくるかもしれませんね。
剣道部で防具なしで剣道をやらせたら体罰になるんでしょうが、
この世の物とは思えない臭いのする防具を装着させるというのも、
逆の意味で体罰になるかもしれませんよね。
そして『巨人の星』や『エースを狙え』、『アタックNO・1』といった、
昭和のスポ根アニメを見せるのも禁止されるでしょうね。
体罰推奨とも取られかねませんからね。
これからは朝礼なんかでも、やりにくくなるでしょうね。
校長先生の話が3分以上に及んだら、
即体罰認定なんて事になるでしょうからね。
微笑亭さん太