犬も歩けば銃があたる
住民の方々の安全のためにも、早く捕まってほしいものですよね。
日本で唯一、
拳銃の携帯が許可されている職業といえば、
言うまでもなく警察官です。
とは言っても、
かつての舘ひろしさんや柴田恭兵さんみたいに、
何かというと拳銃をぶっ放すような、あぶない刑事はいません。
拳銃の使用は慎重の上にも慎重で、
やむなく発砲してしまった時には犯人の体に当たらなくても、
発砲したという事実が新聞に載るほど、
警察官の発砲は珍しい事です。
多分捕まえる側の警察官より、
捕まる側の暴力団の方々の方が発砲の回数が多いでしょうね。
よく世間一般には
『警察官の拳銃は、一発目は弾が入ってない』とか
『一発目は空砲』などという事が言われてますよね。
でも実際は、一発目から実弾が出るそうですね。
ではなぜ【一発目は空砲】という噂が信じられているのかというと、
その昔、警察官は弾丸の支給が五発セットでされていたんですが、
拳銃の弾倉の仕様が六発だったため、
一つは空だったんですね。
そこで暴発防止のために、
空の弾倉を一発目としてセットするのが
警官のスタンダードだったそうで、その話が勘違いされて伝わり
【一発目は空砲】という話ができあがったそうですね。
「そうなんだ~。それを早く言ってくれよ。
一発目は空砲だと思って油断してたら、
思いっきり眉間を撃たれちゃってさ・・・痛かったな~」
てな事を言っている犯罪者がいたそうですけどね。
そもそも弾は込めずに、
ポケットにでも入れておいた方がいいんじゃないですかね?
万が一奪われた時でも、弾が入ってなければ犯罪に使われる事もないでしょうし、
使う時に、犯人の前で弾を込め始めた方が、
『あ、こいつ、マジで撃つ気だ』ってのが伝わって、
向こうはリアルにビビちゃうと思うんですけどね。
銃社会と言われているアメリカでは、
警官たちは何の躊躇もなく引金を引くわけですが、
銃を撃つのは人間ばかりではないようですね。
先日、米アイオワ州在住のリチャード・リメさんという男性が
愛犬に撃たれて大怪我をしたって事がありましてね。
事件当時、男性はソファで飼い犬と遊んでいたんですね。
その時、銃をケースに入れてズボンのベルトに携帯していたんですが、
何かの拍子に犬が銃を取り出しセーフティレバーを外して、
その上で飛び跳ねたため、引き金に引っかかってしまったようですね。
引っかかった拍子に引き金がひかれ、
弾は男性の足に命中したそうでして、
まさに【お気のドッグ】としか言いようのない事故ですよね。
アメリカでは銃が地面に落ちて発射された例はあるそうですが、
犬が原因というのは初めてのケースだそうですね。
これはまあ
アンラッキーな事故である事は明白なんですが、
犬が意図的に飼い主を殺そうとして撃ったとしたら怖いですよね。
犬とはいえ犯罪者ですから、
すぐに【犬のおまわりさん】に逮捕されちゃうんでしょうね。
取調室で動機を聞かれ、その犬は涙ながらに、
「・・・飼い主が安いエサばかり与えてくる事に、もう耐えきれなかったんです」
なんてんで嗚咽する代わりに、遠吠えするんでしょうね。
そしてこの一件を受けて、全米ライフル協会が、
「あらかじめ犬を射殺しておけば、この悲劇は起きなかった」
なんてなコメントを出すんでしょうね、きっと。
微笑亭さん太