灼熱の寄席
【第2回 富久有寄席】に出演するためです。
富久有は天狗連の彈家呈茶さんのご実家で、その昔、遊郭が栄えた町並みに建つ
とても風情のある建物です。
長らく使ってなかったものを改築して、寄席のできる小屋として
リニューアルオープンしたわけです。
その口開けの寄席が5月に行われましたが、
それに続いての第2回目の寄席となります。
今回は東京から万年堂きさ馬さん、大阪から立の家猿之助さんをお招きして
私との三人会となりました。
前回は会場となった和室にエアコンがついてなかったため
今回の寄席までにはエアコンをつけるという事で、
会場にはエアコンがつきました。
『勘定板』微笑亭さん太
『読書の時間』立の家猿之助
『エアコン様』(きさ馬作)万年堂きさ馬
ー仲入りー
『ツッコミ老人』(さん太作)微笑亭さん太
『ごゆっくり』(きさ馬作)万年堂きさ馬
『仔猫』立の家猿之助
エアコンがついたのはいいんですが、
これがほとんど効かなくて、和室の中は気温が下がりません。
当然、おみえになった40名ほどのお客さんは、灼熱地獄状態です。
しかも猿之助さんがやっている最中にブレイカーが落ちて
エアコンが止まってしまいました。
これは打ち上げ用の料理を作っていたキッチンでオーブンを使ったためだったんですが、
一時はどうなる事かと思いました。
すぐに復活はしたのですが、相変わらずの全く効かない状態で
暑さのあまり耐えきれなくなって、仲入りで帰られるお客さんが数人。
昨日の場合、これは仕方のない状況でした。
仲入り後は演者一同、とにかく短く噺をまとめる流れになり、
もはや、お客さんから笑いを取る事より、
お客さんが熱中症で倒れる前に寄席を終わらせる事に
目的が変わってしまいました。
遠くから来てくださった猿之助さん、きさ馬さん、
これに懲りずに是非また、陽気のいい時に来ていただきたいと思います。
ありがとうございました。
微笑亭さん太