霊を昇天させるテクニック
カブトムシと稲川淳二さんですよね。
これから怪談噺やホラーの特集が多くなるでしょうが、
幽霊が写っていると言われる【心霊写真】という物があります。
明らかなインチキ写真もありますが、
中にはもっぱら本物が写っていると言われる信憑性の高いものもあります。
その心霊写真に対して、セクシー男優の第一人者である加藤鷹さんが
『心霊写真は全てウソだ』と仰ってましてね。
彼はその理由を
『僕が幽霊だったら確実に女子更衣室とか女湯に行くけど、
そういう場では、ほとんど出ない。
あと裸の幽霊がいない理由は、
テレビの放送コードにかからないようにしていると予想されるので、
その時点で捏造なんですよね』と言ってましてね。
確かに言われてみたら、そういう感じはしますよね。
「何言ってんだよ。
幽霊として女子更衣室に出たら、
怖がって着替えを止めてしまって裸が見られなくなっちゃうから、
幽霊はいても隠れてるに決まってるよ」
「でも幽霊って見えないんだから、隠れなくていいんじゃないの?」
「・・・いやいやきっとね、
着替えを見られた時点で、この世への未練が無くなって
昇天しちゃうから写らないんじゃないの?」
「そもそもそれ以前に、
女子更衣室で写真を撮ったら、そっちの方が問題だろ」
議論は朝まで続きそうですよね。
心霊写真には、いまだに白い着物を着た女性が写ったりしますが、
原始人の霊とかは写った試しがないですよね。
そうやって考えてみると、
霊にも【賞味期限】が存在するという事なんでしょうかね?
「心霊写真の真偽はともかく、絶対的な矛盾点があるよね」
「矛盾点?何?」
「腕だけとか足だけ写ってる心霊写真はあるけど、
男性器だけとか、オッパイだけとかの心霊写真がないところだよ」
やはり心霊の世界にも放送コードは存在してるという事なんですかね。
アダルトビデオ業界で最近
【適正AV】と称する取り組みが続いてましてね。
AVへの出演強要が問題化し、それに対応する動きでして、
大学教授や弁護士を理事に迎えて作った第三者委員会が認めた物が
【適正AV】という事になるんですね。
しかし、この【適正AV】という言葉自体が
究極の矛盾をはらんでいる気がしますよね。
適正AVに対して、一部のファンにウケるようなマニア向けの物が
【不適正AV】となるわけです。
適正AVと不適正AVを審議する様子を、ちょっと見てみたいですよね。
「これは合格しましたから、適正AVです」
「なるほど。適正だったら、子供に見せても大丈夫ですね」
こんな勘違いが起きそうですよね。
そして最大の問題は【不適正な物の方が売れる】という事に
尽きるんじゃないですかね。
微笑亭さん太