信じる者は、たかられる
『神様がポ~ンとお金を恵んでくれないかな~』なんてんで、
ありえない妄想をしたりします。
いわゆる【苦しい時の神頼み】というやつですが、
神に仕えるような方でも、そういう事を思ったりするようですね。
テレビに出演して神の福音を伝える事を職業としている、
ジェシー・デュプランティスさんという
米国のテレビ宣教師の方がいらっしゃるんですが、
この方、プライベートジェットを購入するために、
信者に寄付を呼びかけているそうですね。
ジェシー・デュプランティス宣教師は、
このほどキリストと神聖な対話を行った際、
信者から寄付を募り、新品の仏ダッソー製【ファルコン7X】という
ジェット機を購入するよう求められたと仰ってるんですね。
サンドウィッチマンでなくても
『ちょっと何言ってるか判らないんですけど』と言いたくなりますが、
イエス様がそう仰ってると言い張ってますから、そうなんでしょうね。
この方、既に三機のプライベートジェットを所有しているそうですから、
過去にこの手で成功しているという事ですよね。
【信者】という字を続けて書くと
【儲かる】という字になるとはよく言ったものですが、
宣教師の人間性はともかく、信者の方々はいい人たちばかりなんでしょうね。
日本で言えば【坊主丸儲け】、
英語では【スキンヘッド・オール・ゲット】でしょうか。・・・違いますかね?
デュプランティス宣教師は、
『プライベートジェットがあれば、キリストに文字通りの意味で近づける。
自分自身のために所有するのではなく、あくまでも聖職者として、
世界中で信者を増やすことを目的に使用するのだ』と仰ってるそうですから、
決して私利私欲のためではないようですね。
これはきっと【宣教師みたいな詐欺師】か
【詐欺師が宣教師をやっている】か、
どちらかでしょうね。
宣教師であれば、
【アーメン】と言わなければならないわけですが、この方の場合は、
「アーメンどくさい・・・よし、飛行機に乗って布教しよう」
なんてんで、ちょっと方向性が違っちゃったんでしょうね。
ちなみにこのプライベートジェットのお値段は
約五十九億円だそうですけど、それだけあったら、
何人の迷える子羊たちが救えるのかとかは考えないんでしょうかね?
「信者の皆さん、
私がプライベートジェットを購入するための資金を寄付しなさいと、
イエス様は仰っています」
「・・・宣教師様、今、我々にも神の啓示が下りました。
そういういかがわしい宣教師には、びた一文渡してはいけないと」
この一件で、信者の方々も
【この世に神はいない】という事が判ったんじゃないですかね。
何しろ、この宣教師が地獄に落ちてないわけですから、やはりいないんでしょうね。
微笑亭さん太