たい焼き焼いた
各局のスタッフは、その視聴率に一喜一憂されてる事でしょうね。
数字が悪ければ打ち切りになるというのが
テレビ番組の宿命ですが、
その中で長寿番組と呼ばれるほど続けていくのは、
至難の業とも言えるでしょうね。
今年の3月いっぱいでフジテレビは、
【めちゃイケ】や【みなさんのおかげでした】といった長寿番組を
ことごとく終了させましたが、その中のひとつに
子供向けの教育番組【ポンキッキーズ】がありました。
【ポンキッキーズ】は元々
【ひらけ!ポンキッキ】として1973年に始まったわけですが、
その後、放送時間やタイトルが変わったりして
今年まで続いてきたわけです。
【ガチャピン】と【ムック】という番組のキャラクターは、
日本人であれば知らない人はいないというくらいの、
超有名キャラとなりましたよね。
番組開始以来45年の長きに渡って頑張ってきた彼らですから、
そろそろ【定年】という事でもいいんじゃないですかね。
「ガチャピンさん、ムックさん、これからはどうするつもりですか?」
「ええ、これからは地方のイベントなどの営業で稼ぎますよ。
番組が終わりましたから、露出が減った事により、
我々の希少価値が高まるでしょうからね、フフフフフ・・・」
案外、策士だったりしましてね。
この番組からヒットした曲と言えば、
言うまでもなく1975年に発売された【およげ!たいやきくん】ですね。
発売と同時に爆発的に売れ、現在に至るまでレコードとCDの売り上げは
450万枚に達していて、これは歴代の楽曲の中では断トツの一位ですね。
CDが売れない時代と言われる現代にあっては、
この記録は未来永劫破られないと言っても過言ではないでしょうね。
子供向けに書かれた歌ではありますが、
その内容は会社一筋で忠誠を誓ってきたサラリーマンが、
日々の生活に嫌気がさし脱サラをした様子を連想させるようなもので、
それが広い世代の共感を呼び大ヒットに繋がったんでしょうかね。
「【およげ!たいやきくん】が今発売されたら、きっと【握手券】とか付くんだろうね」
「いやいや、【たい焼き無料券】じゃないの?」
秋元さんあたりがプロデュースして、
粒あん、白あん、カスタード、抹茶、チョコといった種類の中から
好きなたい焼きに投票する【たい焼きセンター総選挙】とか行われるんでしょうね。
今、柳の下のドジョウ狙いで
【およげ!たいやきくん】の第二弾を出すとしたら、
たい焼きよりオシャレなクレープを題材にした
【食べろ!クレープくん】とかになるんでしょうかね。
♪毎日毎日ボクらはスマートフォン 写真を撮られて嫌になっちゃうよ
インスタ映えする写真を撮られたら 食べずにそのままゴミ箱さ
インスタ命の現代の若者たちが、
食べ物を粗末にする様子が風刺されるかもしれませんね。
微笑亭さん太