違和感は裏切らない
物凄く面白いネタを思いつくなんて事があったりします。
わざわざ起き上がってメモして、
『これはメチャメチャ面白いぞ~!』なんてんで、
ニヤニヤしながら眠りにつきます。
翌朝起きてそのメモを見ると
『・・え?これのどこが面白いの?』と
自らのセンスにツッコミを入れる事がよくあり、落ち込みます。
『直感は外れるけど、違和感は外れない』
という言葉があるそうですね。
『これしかない!』と思ってカンでやっても、結構玉砕する事がありますが、
大丈夫だと思っていた事が『何かおかしいんだよな・・』と感じた時というのは
その悪い予感は、よく当たります。
明確な理由は言えなくても、本能の部分で『これはおかしい』と感じるんでしょうね。
この本能というのは、経験から来る事が多いと思います。
つまり【直感】より【違和感】の方が精度が高いという事なんでしょうね。
自分が面白いと思って書いたはずのネタが、
数日してから改めて読んでみると、思ったほど面白くないという事があります。
・・よくあります(笑)
これはやはり【違和感】が仕事をしているという事なんでしょうね。
寝る前に思いついたネタが、翌朝には面白くないというのは、これですね。
逆に言えば、創作落語を書こうとして行き詰まっている時というのは、
笑いの神が降りてくるのを待つより、とりあえず強引に最後まで書いてしまって、
数日おいてから違和感を探るほうが手っとり早いし、賢明なやり方なのかもしれませんね。
微笑亭さん太