午前様の落語
普段、遠方での高座が多い私ですが、
車で数分という距離の高座は、地元感満載です。
木戸銭は『コーヒー付で200円』という事でした。
今、喫茶店などでコーヒーを飲んだら、
最低でも350円はかかるでしょうから、
私の落語には、
『マイナス150円程度の価値がある』という事が判りました。
お客さんは60数名くらいだったと思いますが、
さすがに日曜日の午前10時からの落語を聞きに来ようという方々ですから、
聞く気が違いましたね。
『町内の若い衆』『竹の水仙』『熟女たちの宴』で2時間弱の会、
とてもよく笑って下さったと思います。
小市民寄席の告知なんかもさせていただいたんですが、
場所が場所だけに、チケットの『販売』はできないという、
ぬる~い感じの告知となりました(笑)
でも、興味を持って下さった方は何人かいらっしゃったみたいで、
終了後のお見送りをしている私に、
『チケットはどこで買えますか?』とか
『出られるのは何曜日ですか?』などの質問をされてくる方がいました。
そんな中、一人の年配のご婦人が
メモを片手に私のところに寄ってきたので、
小市民寄席の詳細を聞かれるのかと思ってたら、おもむろに、
『…すみません、大須演芸場の電話番号って判りますか?』
…えっ、何故それを私に!?しかも、何でこのタイミング?
目的は?大須の番号を私が知っていると思った根拠は?
私は大須演芸場の名前は一切口に出してないんですけどね~。
聞きたい事が山ほどありました。
微笑亭さん太