奇跡の生還
色んなところに旅行にお出かけになる方も、多いと思いますが、
事件事故には気をつけていただきたいですよね。
常識では考えられないような事件というのは時々起こったりしますが、
絶望的な状況から『奇跡の生還』を遂げられたなんて人もいますよね。
山で遭難した人が、食料のない状況下、
持ってきたマヨネーズ一本で生き延びたなんて話があります。
マヨネーズというのは、油脂の塊だからカロリーが高く、
卵由来の成分が油と酸で守られて長期間腐敗しない上に、
豊富な栄養素はしっかり残ってるため、
非常食として結構有効なんだそうですね。
調味料系というのは侮れないもので、
2006年には兵庫県神戸市の六甲山で、
男性がガケから落ちて骨折し歩行不能となってしまったんですが、
やはり持っていた『焼肉のたれ』で命を繋いだという事もありました。
救出された後、
「食料が『焼肉のたれ』だけでは、さぞや辛かったでしょう?」って聞いたら、
「ええ、『エバラの道』でした」って答えてましたけどね。
数年前の話ですが、
スウェーデン北部のウメオ近郊の林道で、
雪に埋もれた車中に約2ヶ月間閉じ込められていた45歳の男性が、
救出されたという事がありました。
この男性、
マヨネーズも焼肉のたれも持ってませんでしたから、
2ヶ月の間、雪以外は何も
口にしていなかったにもかかわらず生きていたわけです。
この事から判るのは、実は雪には、大変な栄養があるって事ですね。
「雪に閉ざされた車の中、食べ物もない状況で、
よくたったひとりで生きてましたね」
「ええ、最初は4人乗ってたんですけどね・・
今は3人の友達たちに言いたいです・・『ごちそうさま』って」
・・これは、物凄く怖い話になってしまいますよね。
なぜこの男性が生きられたかについての仮説なんですが、
男性の体温が31度程度まで下がって、低体温の『冬眠状態』となり、
体力の消耗を防いだのではないかと言われてますね。
通常の体温のままでは、10日から2週間生きるのが限界だそうですね。
よくドラマや映画で、
雪山で遭難した人の頬っぺたを叩いて
『寝たら死ぬぞ!』なんて叫ぶシーンがあったりしますが、
この場合は『寝たから死ななかったぞ!』って事になるわけですね。
人間の体というのは、
まだまだ解明しきれてない神秘的な部分があるんですね。
微笑亭さん太