猫団治師匠、再び
気まぐれで、いない事が多い、
『大黒屋猫団治師匠』がいらっしゃいました。
相変わらずの貫禄です。


「…あ、師匠、お久しぶりです!」
「ニャンだ、さん太か…ワシの言いつけを守って、落語に精進しておるか?」
「はい、頑張ってるつもりなんですが」
「お前はな、物を知らニャいからニャ~」

「そうですか?」
「うむ、ではワシの質問に答えてみニャさい。
『誰もが、ジェットバスの湯船に入りたがる事』を、何というか判るかニャ?」
「ジェットバス?………師匠、判りません」
「愚か者め、『猫もジャグジーも』と言うのじゃ」
「…師匠それ、猫も杓子も…」
「飼い猫の足が汚れるからと靴下を履かせるが、すぐに破れてしまうので、
何度も履かせる事を何というか判るか?」
「…判りません」
「フン、『猫に、また足袋』に決まっておろうが!」
「師匠、それは、猫にマタタビ…」
「ニャ~!!本当にお前は、ニャンにも知らんのう」

「じゃあ師匠、逆にお尋ねしますけど、『猫をかぶる』の意味って判りますか?」
「ニャッ、ニャッ、ニャッ……笑止千万!
そのようニャ事を、ワシが知らぬとでも思うておったか。
簡単な事じゃ、『猫をかぶる』というのは、
『物凄く暑い!』という事じゃ。
夏場に猫が乗っかってきてみろ、それはそれは暑い…」
「いや、師匠、それは意味が違うと思うんですが」
「最近は何じゃニャ、『謎かけ』ニャるものが流行っておるそうじゃニャ」
「あ、そうみたいですね」
「ワシにお題を出してみろ。ニャンでも答えてやるからニャ」
「本当ですか?…じゃあ、今国民から叩かれている『民主党』でお願いします」
「……………整いニャした!」
「もう、できたんですか?」
「『民主党』とかけて、『ちり紙交換の口上』と解く」
「そのココロは?」
「毎度、小沢が制しております(お騒がせしております)」
「あ、師匠、それはうまいですね!座布団差し上げましょうか?」
「ニャにを言っておる、ワシはもう既に、座布団10枚獲得しておるわ」
「これは恐れ入りました…」

やはり師匠とお話させていただくと、いつも勉強になります。
猫団治師匠、いつまでもお元気で。
微笑亭さん太