小学生落語家
豊川小学校に行ってきました。
落語はやらずに
生徒たちに落語を教える講師として行ってきました。
この小学校では数年前から、3年生の児童を対象として
【語りの授業】なるものが行われていて
子供たちに、地元に伝わる豊川の民話を
落語のスタイルで語らせるという
なかなかユニークな授業です。
私はその落語口調を教えるという講師ですが
もう4年連続でやらせていただいています。
授業前に廊下で待っていると男の子が寄ってきて
「さん太さんですよね?」
「はい、そうですよ」
「語りの授業で、3年生の時にはお世話になりました。ありがとうございました」
と言って頭をペコリ。
何という良い子なんだろう、と。
もしもこんな良い子が我が子になるとしたら
一人くらい産んでおけばよかったと思いました。
肝心の授業の方ですが、
前回は私の落語を見せて、
落語のやり方をザックリと教えたんですが、
今回は3年生の中から選抜で落語を見せてもらいました。
当初は6人の予定でしたが、時間のある限り沢山見てあげたいと思いましたので
結局9人の子の高座を見せてもらいました。
とにかくどの子も生涯初高座なわけですから
緊張するなと言う方が無理な話です。
しどろもどろになったり、絶句してしまう子が
きっといるんだろうな~と覚悟していたら
どうしてどうして、9人とも堂々たるもの。
大きな声としっかりとした語り口で
時には仕草を交え、豊かな表情で
私の予想を、はるかに越えるものを見せてもらいました。
大したものです。
来月、発表会があるそうですが、
是非とも子供たちには頑張ってもらいたいものです。
微笑亭さん太