ホラー、言わんこっちゃない
様々な心霊系の特集が組まれる事も多いですよね。
夏休みの時期は、方々で
【お化け屋敷】なんかが開催されていたりしますが、
そういう物に怖がって入りたがらなかった子供が、ある日突然、
怖い物への興味を持ち始めたりなんて事があります。
今までは見向きもしなかった【幽霊】や【妖怪】、
【呪い】といった物を扱った本を、
頻繁に読み始めたりなんかしましてね。
好奇心の強い子ほど『そんなの止めときなさい』と
言われれば言われるほど見たくなりますよね。
怖いと判っているのに近づきたくなる、そんな傾向があるようですね。
想像力や好奇心、探究心といった物も、
良い方向にばかり作用するとは限りませんからね。
光と闇は一体と言われますが、
美しい物や楽しい事への興味と同じくらいの強さで、
その反対の物に魅かれるというのは当然なんですね。
親としては『そんなものに近づくのは止めなさい』
なんて抑制しすぎたら、逆に不自然です。
我が子の興味が偏ってきているなと思ったら、
色んな世界に触れさせるべく他の方向性にも導く。
大事なのはバランスという事でしょうかね。
『呪いなんてものは迷信だよ』と仰る方が多いかと思いますが、
実は呪いは存在するんですね。
実際に呪いを使って相手を病気にさせたり、
死に至らしめる事も可能なんですね。
コツは簡単です。
『呪いをかけているという事を相手に伝える事』ですね。
呪う相手に面と向かって、
「私はお前を呪っている・・・一ヶ月以内にお前は死ぬ!
私の呪いでお前は死ぬのだ!」
なんてな事を【八つ墓村】みたいないでたちで言うわけですね。
これを事あるごとに相手に言い、印象づけるわけですね。
これは嫌なものですよ。
そうすると呪い宣言をされた相手というのは、
次第に精神的にまいってきて、体調を崩したり、
病気になったりするわけです。
つまり、自分を呪っている人間がいるという事を知らしめる事によって、
心理的に呪いがきいてくるという事ですね。
ただしこれは、即効性はありません。
早くは効きません。
効き目は【のろい】です。
子供はもちろんの事、
大人でも背筋が寒くなるような怖い本がありますよね。
母親が本を読みながら『キャ~ッ!』と叫んで顔面蒼白になっていたので、
よほど怖いホラー小説でも読んでるのかと思って見たら、
我が家の家計簿を見てたって話がありましてね・・・
文字が赤いと顔色が青くなるという、
これがこの世で一番怖い読み物かもしれませんね。
微笑亭さん太