発売開始は9時です
テレビを見ていて、宝くじのCMが非常に多いな~と感じます。
一攫千金を目指して、夢を買う人々が宝くじ売り場に並ぶ列も、
どんどん長くなっているのかも知れません。
宝くじを買った事がある方だったら、
一度は考えた事があるんじゃないかと思うんですが、
『果たして何枚あったら、1等が当たるんだろう』と。
これ数年前の話なんですが、
東京千代田区の宝くじ売り場から、4400枚の宝くじが盗まれましてね。
まあ泥棒も、それだけありゃ1等が当たると思ったんでしょうね。
発表の当日、彼は徹夜でもって番号を調べたところ、
末等の200円が400本、8万円分しか当たってなかったんですね。
泥棒はガックリきて、絶望のあまり、
4400枚のくじの束を蹴っ飛ばしたそうでしてね。
…『くじける』ってのは、ここから始まったそうですけど。
それだけあっても当たらないんですね。
『ドリームジャンボ宝くじ』の、この『ジャンボ』という言葉、
巨大な物を表す代名詞になってますが、
そもそも19世紀半ば、フランスなどで人気を博した、
見世物の大きな象がいまして、この象の名前が、
『ジャンボ』といったんですね。
それ以来、『ジャンボ』が巨大な物の代名詞なったんですが、
本来『ジャンボ』は、アフリカの中東部で、
『こんにちは』という意味なんですね。
ですから正しく使うと、
くじの場合は『ドリームこんにちは宝くじ』、
旅客機の場合は『こんにちはジェット』、
プロゴルファーは『こんにちは尾崎』になるわけですね。
毎回、当選金を取りにこない人が沢山いるんですが、
その金額もバカにならないですよね。
無効になれば主催者側は得をするわけですから、そのうち、
当選金の支払い方法も変わってくるかもしれませんね。
「あ、あ、あの、1等の3億円当たったんですけど!」
「それはそれは、おめでとうございます」
「3億円下さい!」
「申し訳ございません、当選金のお支払いは、
当選者が65歳になった時から月々5万円づつ
お支払いするシステムになりましたので」
「65歳から月々5万円!?年金じゃないんですから。
それじゃ随分時間がかかるでしょう?」
「3億円全てがお支払いできるのは……500年後ですね」
「死んじゃってるよ!」
これでは当たったって、あまり嬉しくないですよね。
微笑亭さん太