歓迎の舞い
豊川小学校に行ってきました。
落語はやらずに
生徒たちに落語を教える講師として行ってきました。
この小学校では数年前から、3年生の児童を対象として
【語りの授業】なるものが行われていて
子供たちに、地元に伝わる豊川の民話を
落語のスタイルで語らせるという
なかなかユニークな授業です。
私はその落語口調を教えるという講師ですが
もう3年連続でやらせていただいています。
学校に着いて着替えて出てくると
私に気づいた生徒たちが、
「・・・あ!さん太さんだ!」
たちまち10人くらいの子供たちに囲まれました。
中にはテンションの高い男子が、
「♪さん太さん、さん太さん、さん太さ~ん!」
意味不明な旋律で踊り出す子がいました。
そんなに歓迎されてるのかと思ったら、
ひとりの女子が冷めた目で、
「・・・バカにするんじゃないの」
・・・あ、バカにされてたんだ私(笑)
肝心の授業の方ですが、
先月は私の落語を見せて、
落語のやり方をザックリと教えたんですが、
今回は3年生の中から選抜で
計6人の子の落語を見せてもらいました。
とにかくどの子も生涯初高座なわけですから
緊張するなと言う方が無理な話です。
しどろもどろになったり、絶句してしまう子が
きっといるんだろうな~と覚悟していたら
どうしてどうして、6人とも堂々たるもの。
大きな声としっかりとした語り口で
時には仕草を交え、豊かな表情で
私の予想を、はるかに越えるものを見せてもらいました。
大したものです。
来月、発表会があるそうですが、
是非とも子供たちには頑張ってもらいたいものです。
微笑亭さん太