超常現象ゴール
信じられないような物があったりしますよね。
日本国内ですらそうですから、
世界へ目を向けてみると、
悪い冗談としか思えないような物があったりします。
サッカー界の話ですが、
アフリカのルワンダリーグで正式に
【魔法が禁止になった】なんてニュースがありましてね。
聞いただけで
ツッコミどころ満載の雰囲気すらありますが、
英ミラー紙によると、発端は昨年12月に行なわれた、
ムクラ対レイヨン・スポーツ戦だそうですね。
一点を追うレイヨン・スポーツは、
試合中盤にフォワードのカマラ選手のシュートが
バーを直撃して外したんですね。
するとカマラ選手は、そのままゴールへ向かって走り、
左ポスト根元付近の芝に何かの物体を突き刺しましてね。
これを見た相手ゴールキーパーは激怒して、
彼を激しく追い回したそうでして、
主審もカマラ選手にイエローカードを出したんですね。
ところがこの直後に、ヘディングでカマラ選手が
同点ゴールを決めたそうでして・・・間の悪い事に、ですね。
これによって、カマラ選手が
魔法を使ったと考えられたんですね。
ルワンダではこれまでにも、サッカーの試合で
魔法が使われたとされる事象が数多くあるんだそうでして、
実際に劇的な同点ゴールも
決まってしまったこの試合をきっかけに、
ルワンダ協会も魔法を禁じる事を決断したんだそうですね。
ハリーポッターもビックリの裁定なんですが、
こういう事が大真面目に決定されるとなると、
【李下に冠を正さず】ということわざもある通り、
紛らわしい行為は全て禁止されるでしょうね。
フリーキックの前に
ボールにキスしたり、声をかけたり、手で撫でたりするのも
魔法と見なされる恐れがありますし、
ゴールした時に踊ったりするのは、
呪術的行為として即退場処分が下されるでしょうね。
「試合での魔法が全面禁止になったそうですね?」
「ええ、その代わり特例として、
【魔法使い放題の試合】というのも行なわれます」
こういう試合を見に行くと、
選手たちは一切動かずにステッキを振って、
ボールだけが激しく動く試合だったりしましてね・・・
是非見てみたいものですよね。
魔法使いではなくても、魔法に等しいような
身体能力の持ち主というのもいたりしますね。
同じアフリカに住む【マサイ族】の方々というのは、
目が物凄くいいんですね。
同じように視力がいいとされる民族は他にもいまして、
台湾の高砂族というのは、視力が【3・0】と言われていて、
アラスカのイヌイットは、視力【5・0】と言われています。
これに対してマサイ族というのは、
視力【8・0】なんだそうですね。
彼らは地平線上の人物の表情を
見分けられるそうですから凄いですよね。
「あなた方は、地平線上にいる人の顔が見えるそうですね?」
「な~に、調子のいい時は、土星の輪っかが見えるよ」
これはもう、魔法と認定しても
いいんじゃないでしょうかね?
微笑亭さん太