ギョギョギョ~!
呼ぶ時に、何と呼んだらいいのか
判断つきかねる場合がありますよね。
【サンプラザ中野くん】とか【あばれる君】などは、 【サンプラザ中野くんさん】とか
【あばれる君さん】などと呼ぶべきなのかが判りませんが、
そんな中の一人に【さかなクン】がいましてね。
以前、NHKが広報局のツイッターアカウントにて、
絶滅したとされていたクニマス発見の話題を取り上げた際、
【さかなクン】と発言した事に対し、
『さかなクンには【さかなクンさん】と敬称をつけるべきだ』
という内容の投稿が数多く寄せられ、
NHKの広報局員が『大変申し訳ありませんでした。
お詫びして訂正いたします』と
謝罪する事態になったなんて事がありました。
もちろんこれは冗談だったんですが、
そうとは知らない広報局員は、
当時深夜まで寄せられた言葉一つ一つに
返答、謝罪したんだそうですね。
途中で電気も空調も止められて、
泣きそうになっていたそうですから、
なかなか罪作りな芸名ですよね。
彼の魅力というのは、
世代や性別を問わずに認知されていて、
かつ人気があるというところですよね。
さかなクンが出演するイベントには
必ず小さい子供が何人も来るんですが、
彼はその子たちの名前まで知っていて、
『○○ちゃんは三歳の頃から来てくれてるもんね~』
などと話しかけるので、チビっこたちの心を
いきなり鷲づかみって感じですよ。
子供たちにとってさかなクンは完全にアイドルですし、
なおかつ親にも信頼されてるんですね。
こんな文部科学省推奨みたいな芸能人は、
なかなかいませんよ。
彼が初めてメディアに登場したのは高校生の頃でして、
テレビ東京の番組【TVチャンピオン】の
【全国魚通選手権】で人気を集めたわけですね。
【さかなクン】という芸名は、
番組の司会であった中村有志さんが名付けたものなんですね。
あれだけ魚の事を熟知しているさかなクンですが、
実は初めて【TVチャンピオン】に出た時は
優勝を逃したんですね。
というのも
『魚を食べて魚の名前を当てる』という問題で、
高級魚を食べた事がなかった彼は、
その味を知らず当てられなかったからなんですね。
その後、さかなクンのお母さんは家計をやりくりして、
さかなクンを高級魚を食べさせる店に
何度も何度も連れて行き、
高級魚の味を覚えさせたんだそうです。
そのお陰で、次の選手権で見事に優勝を果たしたんですね。
お母さんは、
息子に自信をつけさせたいという気持ちで
一杯だったそうでして、ちょっといい話ですよね。
五千種以上の魚や
その料理法についての知識があるというさかなクンですが、
学生時代から魚一筋だったようですね。
何しろ人気絶頂だった浜崎あゆみの存在を知らず、
女の子たちが『アユがさ~』などと話しているのを聞いて、
『今時の女子には、川魚が人気なんだな』と、
完全に勘違いしてたそうですね。
では魚以外に何もないのかというとそうではなくて、
サックスとバスクラリネットの演奏がうまいんですね。
彼は中学時代、吹奏楽部に在籍していたんですが、
クラブを決める時に【吹奏楽部】というのは
【水槽の事を学ぶクラブ】だと勘違いして入ったそうですから、
やはりさかなクンの人生には常に
魚が関わっていたという事なんでしょうね。
微笑亭さん太