パクっチャイナ!
『2010年はあなたを待っている』が、
岡本真夜さんのヒット曲『そのままの君でいて』に
ソックリだという事で、大騒ぎになってますよね。
ニュース等でも随分とプロモーションビデオが流れましたが、
誰が聞いても最初から最後まで同じでして、
まさに、パクリの国からパクリを広めにきたような曲になってますよ。
作曲をされたのは繆森氏という、上海の有名な作曲家だそうですけど、
これなら最初から、
『これは替え歌です』と言って出せばよかったですよね。
あるいはタイトルを、
『そのままの曲でいて』というタイトルにしておくとかね。
しかし日本でもヒットした有名なアーティストの曲を、
上海万博という全世界の注目が集まる場での曲でパクってしまうというのは、
絶対バレるでしょうし、いい度胸すぎますよね。
そのうち『岡本真夜というのは、繆森氏のペンネームだ』ぐらいの
強引な事を言い始めるんじゃないかと心配してたら、
『岡本さんが、ドラえもんのタイムマシーンで
2010年に先回りして盗んだ』なんという噂が、
中国国内で出回ってるという話ですね。
でも、その『ドラえもん』ですら中国は、
例の『石景山遊園地』で思いっきりパクってますからね。
きっと岡本さんは、
ヒゲが縮れた五本指のドラえもんにタイムマシーンを借りたんでしょうね。
ただこの曲、上海万博のPRソングですから、
『全世界にPRをした』という事に関しては、
予想以上に当初の目的を果たしたと言えなくもないわけですね。
一大イベントである万博を前にして、上海市政府は
『市民の素養』と題したマナー規制を打ち出しているようですが、
その内容というのが『順番を守って地下鉄に乗る』とか、
『乗り物の窓からツバを吐かない』とか、
『警備の警官は、ニンニクやニラ、ネギなどを口にしない』、
『パジャマ姿で外出しない』なんという項目が書かれてるんですね。
逆に言えば、放っておくと、
並ばずに地下鉄に乗って、窓からペッペッとツバを吐き、
ニンニク、ニラ、ネギを食べながら、
パジャマ姿でそのあたりをうろつく国民だという事を
カミングアウトしちゃってるようなものですからね。
PRソングのパクリくらいは、あまり罪悪感がないのかも知れませんね。
この一件は、
『上海万博実行委員会』が岡本さんサイドに楽曲の使用を申請して、
彼女が快諾した事により、一応収まりそうな感じではありますが、
あの国はそういうお国柄ですから、
これからも似たような事があるんじゃないですかね。
政治の世界なんかでも、そのうち
『立ち上がれ中国』なんて名前の
新政党が誕生する可能性がありますよね。
お笑い芸人でも、『チュートリアル』に対抗して『チューゴクリアル』とか、
『もう中学生』に対抗して『もう共産党員』とか出てきますよ。
アイドルでも、『AKB48』が出てくるんですが、
日本の『AKB』はメンバーが48人ですが、
中国の場合は4億8千万人いるんですね。
もうメンバー同士でも、知らない顔がいっぱいいたりするという、
こんなアイドルは嫌ですよね。
微笑亭さん太