笑っていい友
『卒業しても、ずっと友達でいようね!』なんてんで
手を取り合って涙、涙で別れた友達と、
それ以降一度も会う事はおろか、
連絡も取ってないなんて事は、よくある話です。
携帯電話のない時代に学生時代を送った方は、
そうなる確率も高かったとは思いますが、
毎日のようにメールやラインで交流している現代では、
さぞや友達が出来やすい状況なのかと思うと、
そうでもないようですね。
30代以上の女性200人に
『あなたは現在【親友】と呼べる人が何人いますか?』
というアンケートを取ったところ、
【〇人】という回答が37・5%でトップだったそうですね。
続いて【2人】が21・2%、
【1人】が17・5%、
【3人】が15・5%、
【4人】が5・5%だったそうですね。
さらに【〇人】と答えた人を対象に
『あなたは今後【親友】と呼べる友人が欲しいと思いますか?』
との質問をすると、53・4%が【欲しくない】、
13・3%が【全く欲しくない】と回答したんですね。
【欲しい】は32%しかいなかったそうです。
人によって、
親友を作れる人と作れない人がいるわけでして、
【自分を出さない人】というのは、
深い人間関係を築けないため、親友はできないようですね。
自分を出さない人は、
相手によって距離感を変えますよね。
例えば『Aさんとは凄く気が合うから、
心を80%開いた距離感で接しよう』とか
『Bさんは苦手だから、10%くらいの距離感で』
などと考えてしまいがちですよね。
相手に合わせていると、相手は自分と気が合うと思って
グイグイ距離感を縮めてきます。
それがやがて辛くなりますから、
親友ができにくいわけですね。
自分の欠点や弱いところを言って、
それを受け入れてくれる友達が親友ですから、
この人だなと思ったら、勇気を出して
【裸】になるのが大事じゃないかと思いますね。
「そうか、相手の前で裸になる事が大事なのか・・・」
そう思って、友達になりたい女の子の前で裸になって、
即通報された方がいますけど・・・それは当たり前ですけどね。
ネット上でしか
人とやり取りしないなんという人も増えてきた現代では、
友達の作り方も判らないし、
接し方も下手だという人も多いので、
友達を免許制にしたらどうですかね。
相手への親密度に応じて免許が発行されるわけですね。
最も親しい友達には【親友免許】が発行されましてね。
これは『何でも打ち明けられる』とか
『夜中に呼び出されても、すぐに駆けつける』とか
『大金を貸す事ができる』、
『自分の妻と浮気されても笑って許せる』など、
かなり高いハードルをクリアしないと
発行されない免許なんですね。
「・・・もしもし、近藤、今日飲みに行こうぜ」
「いや、今日は予定があって無理だな」
「何言ってんだよ!
今日飲みにいかないと【親友免許】の
『週三回以上会う事』という条件が満たされなくて、
取り消しになっちゃうじゃないか!」
なんてんで、親友をキープするのも
結構大変だったりするわけですね。
「お前、石原と親友なんだって?」
「そうなんだよ。
だからあいつに部屋の掃除させられても、
殴られても、借金踏み倒されても、許せるんだよ。
何しろ親友だからな、ハハハハハ・・・」
なんてな事言ってる人の免許を見たら
【奴隷免許】だったりしましてね・・・こんなのは悲しいですよね。
微笑亭さん太