ぶっ飛んだ治療法
奥さんの麻央さんが大病を患われているという事を
発表されて以来、麻央さんご本人もブログなどで、
ご自分の闘病中の姿などをアップされたりしてますよね。
容易ならざる病ではありますが、
現代医学は日進月歩ですから、
必ずや良い方向に行くものと信じたいですよね。
医学が進むにつれて、
理にかなったより良い治療が行なわれ、
治療に伴う痛みやリスクも、どんどん軽減されつつあります。
しかしその昔、迷信や思い込みとしか思えないような治療法が、
堂々とまかり通っていた時代もあったわけですね。
1800年頃、ドイツの外科医が
『【吃音】は咽頭に原因があり、舌の長さが影響している』と考え、
『舌の一部を切除すれば吃音は治る』という結論に達したんですね。
その結果、ドイツやフランスで
何百人もの患者に麻酔無しで手術を行い、
多くの患者が出血死しちゃったそうですから、
閻魔大王もビックリですよ。
ただ唯一、政治家だけは
手術をしても大丈夫だったそうですね。
『どうしてですか?』って聞いたら
『予備の二枚目の舌があるから』と言ってましたけどね。
古代ローマでは、
歯のホワイトニングに【尿】が使用されたそうですね。
尿に含まれるアンモニアの洗浄効果が注目され、
人々は歯を白くするために、盛んに尿でうがいをしていたそうですね。
「先生、尿でうがいをするようになってから、
物事に執着心がなくなっちゃったんですけど、
どういう事でしょうか?」
調べてみたら、尿に【タンパク】が出てたという・・・。
中世では【痔】を治療するために、
医師が赤くなるまで熱した鉄の棒を
直腸に挿入していたそうですね。
痔を患ってる方は、話を聞いただけで
卒倒してしまいそうな治療法ですが、
確かに痔は治るでしょうね・・・痔は。
後にギリシャの内科医によって【入浴する】という、
至極まともな治療法が提案されたんですが、
もっと早く気づけよって話ですよね。
太陽王ルイ14世は、侍医の主張する
『歯は全ての病気の温床である』という説に基づき、
12回に渡る手術の末、全ての歯を抜いちゃったそうですね。
しかも当時は麻酔が無いため、
全て麻酔無しで行なわれ、抜歯後は真っ赤に焼けた鉄棒で
歯茎を焼いて消毒したそうですね。
リンゴをかじらなくても歯茎から大出血ですよ。
その後は、8時間以上煮込んだホロホロ鳥や
雉などしか食べられなくなったといいますから、
昼御飯が終わったら煮込みに入らないと、
晩御飯に間に合いませんよね。
また、常に胃腸の調子が悪く、
トイレにも頻繁に駆け込んでいたため、
よくトイレから家臣達に命令を下していたそうですね。
馬にまたがる王様は頼もしいですが、
便器にまたがる王様は頼りないですよね。
余りにもトイレに行く回数が多かったため、
衣服にも悪臭が染み付き、
家臣達は香水を染み込ませたハンカチを鼻に当てながら、
閣議に臨んでいたらしいですね。
そんな様子では、民衆の人気もなかったと思ったら、
結構人気はあったそうでしてね。
トイレに縁がある王ですから、
意外に推薦(水洗)されたんでしょうね。
微笑亭さん太