接吻イレブン、いい気分
人恋しい季節になっていくわけですが、
アツアツのカップルがキスをしている光景を見ると、
目のやり場に困りますよね。
でも愛情の証しであるはずの【キス】が元で、
大変な事態になるなんて事もあるようですね。
メキシコの首都メキシコシティーで、
17歳の少年が、ガールフレンドにつけられた
【キスマーク】が原因で死亡したなんて事があったそうですね。
キスマークと言えば愛情表現のひとつであると同時に、
『彼は私の物よ』なんてんで
所有権を主張している意味もありますから、
早い話、犬が電柱にオシッコかけるみたいなものですよ。
少年の彼女がキスした時、少年の肌を強く吸引した事で
血栓ができ、これが彼氏の脳に回り、
脳梗塞を引き起こしてしまったんだそうですね。
彼女にしてみれば、彼氏を自分に縛りつけておきたいと
思ってつけたんでしょうが、彼氏を拘束するつもりが、
脳が梗塞しちゃったわけですね。
まさに【死の接吻】となってしまったわけですが、
やはりキスをする際には加減が必要なようですね。
「キスをする際の力加減は、どのくらいがいいんですか?」
「そうですね、強すぎてもいけないし、
弱すぎてもいけません。
やはり【チューくらい】がベストですね」
そもそもキスという行為は、
いつ頃からあったのかという疑問はあります。
文献に残る以前の太古の時代から
キスはあったと推定されるようですが、
はっきりと文献に残っているものでは、
室町時代からキスはあったようですね。
当時は【口吸い(くちすい)】と呼ばれていて、
動詞としての【口吸う】という言葉もあったんですね。
廓の方の言葉では【おさしみ】と言ったそうで、
これはキスが二人で刺身を食べる様に似ているから、
そう言われるようになったそうですね。
「ねえねえ、二人で【おさしみ】しようよ」
なんてな事言いながら女の子に迫ったら、
『何すんのよ!』なんてんでバシッとビンタされちゃいましてね。
この場合【おさしみ】じゃなくてなく
【タタキ】だったようですね。
一般的に、女性に比べて男性の方が
【濃厚なキス】を好む傾向がありましてね。
これは本能的なものであり、免疫学的な観点から言えば、
自分と遠い免疫を持つ相手との子ほど
健康に育つ可能性が高ので、
相手の健康状態や免疫情報について、
キスで積極的に情報収集しているんだそうですね。
男はハンターに例えられたりしますが、
狩猟民族ではなく【濃厚民族】だったという事ですね。
男性が濃厚なキスを好む傾向があるのは、
自分の男性ホルモンを相手に渡そうとするためでも
あると言われてるんですね。
ただ、仮にそうだとしても、
女性が相手の男性ホルモンを好むかどうかは判りませんからね。
「私はホルモンより断然、骨つきカルビよ!」
こういう女性も、結構いるんじゃないでしょうかね。
微笑亭さん太