立ち見席
悪質商法の出前講座です。
例によって
老人会の方々に呼んでいただいたわけですが、
そういう時というのは、会の活動報告として
写真を撮りたがるというのがあります。
それはいいのですが、
どうかすると、高座のほぼ真後ろに入り込んで
客席の写真を撮ろうとされる方もいるんですね。
それはさすがに気になります。
昨日も始まる前に主催者の方が
「写真を撮ってもいいですか?」
「はい、それは構いませんが、
高座の後ろに回り込むのだけは
勘弁してもらえないでしょうか」
「いえいえ、
そんなところには入りませんので、大丈夫ですよ」
お客さんは20数名くらいでしたが、
よく笑ってくれてました。
ところが、落語の途中で主催者の方が
私の上手側ちょっと離れた真横に立たれて
客席の写真を撮り始めました。
確かに『高座の後ろ』ではありませんが、
上下を切って上手を向くと、
視界の左端に絶えず見えているという
非常に気になるポイントに立たれているんですね。
これはむしろ、真後ろより気になります(笑)
それでもまあ、写真を撮り終えたら
客席の方に戻られるだろうと思っていたのですが、
これがちっとも撮り終えない。
ず~っと客席にデジカメを向けっぱなしです。
ひょっとしたら動画を撮ってたのかもしれませんが、
時折、フラッシュが光っていたので
多分写真を撮っていたと思われます。
そんなに客席をカメラに収めたって
劇的な変化はないんですけどね。
結局、1時間の高座中、
40分くらい通しで立たれてしまいました。
あれは結構、気が散りますね。
やはり途中で止めてもらって、
バツとして廊下に立ってもらった方がよかったですかね?(笑)
微笑亭さん太