ジェット婆ちゃん
悪質商法の出前講座です。
先日、初めて出前講座で東栄町に伺い
午前・午後のかけもちをやりましたが、
その第2弾とも言うべき、
かけもち出前講座です。
東栄町は山々に囲まれた町ですが、
やはりお年寄りが多いようでして、スタッフの女性が
「ここでは、50、60は【若い衆】と呼ばれるんですよ」
と仰ってました。
私も確実に【若い衆】ですね。
百寿荘は集会所的な建物でしたが、
真ん前にアスファルトの広い駐車場がありました。
玄関のところに立って、その駐車場の方を見ていたら、
結構高齢のお婆ちゃんが手押し車を押しながら
こちらの方へやってきます。
ところがこれが、
メチャメチャ速い速度で、近づいてくるじゃありませんか。
大袈裟ではなく本当に速くて、
手押し車がお婆ちゃんのスピードに
ついてこられてない感じすらあります。
あのお婆ちゃん、手押し車を押しながらだったら、
多分、ウサイン・ボルトにも
勝てるのではないかというくらいの健脚ぶりです。
あれだけのスピードが出せるのなら、
手押し車は要らない感じでしたが、
事によったら、手押し車の方が
お婆ちゃんの【本体】だったのかもしれません。
落語をしながら思わず、
そのお婆ちゃんを観察してしまいましたが、
よく笑ってらっしゃって、元気いっぱいでした。
あんな風に年を取りたいものだと思いましたね。
午後は同じ東栄町にある親和荘に行きました。
お客さんは10人ほどしかいなかってのですが、
とてもいい会になりました。
やはり落語は人数ではなく
お客さんの聞く気なんだなと、実感させられました。
微笑亭さん太