死なんの技
変わった死に方や
衝撃的な死に方をされてる人というのが、
結構いらっしゃるようですね。
【アリとキリギリス】や【ウサギとカメ】などの
【イソップ物語】で知られる【イソップ】は、
愛想の悪い土地の住民から、
よその土地で悪く言われる事を恐れられ、
崖から突き落とされて死亡という、
非常に悲惨な最期だったようですね。
墓石には【教訓・地元民とは仲良くしましょう】と
書かれてたそうですけどね。
エリザベス朝の哲学者である
【フランシス・ベーコン】は、
鶏の腹に雪を詰め込んで保存する実験をしていて、
風邪をひいて死んじゃったそうですね。
きっと当人は『鶏ではなく、
なぜベーコンにしておかなかったのか』と
悔やんでいたでしょうね。
古代ギリシャの悲劇作家、【アイスキュロス】は、
頭に堅い物が当たると予言されて注意していたんですが、
何もないところでワシに亀を落とされ、
頭に当たって死ぬという、
宝くじに当たるより難しいような死に方をしたんですね。
この悲劇はきっと、彼自身が
一番作品にしたかったでしょうね。
ロシアの革命家である【アレクサンドル・ボグダー】は、
全身の血液をそっくり入れ替えるという
革新的な若返りの実験を思い立ち、
それを実行して死亡したそうでして。
死に方が革命的すぎますよね。
デンマークの天文学者、【ティコ・ブラーエ】は、
晩餐会で非礼とならないようトイレを我慢した結果、
膀胱炎が悪化し死亡しちゃいましてね。
晩餐会の主催者は【膀胱罪】で捕まったかもしれませんね。
東ローマ皇帝【ゼノン】は、
葬儀の最中に棺の中で息を吹き返し
『出してくれ!』と泣き叫んだんですが、
みんなに嫌われていたため
『・・・このままでいいんじゃね?』的な空気になって
葬儀は続行し、そのまま埋葬されちゃったそうなんですが・・・
日頃の行いの大切さを思い知らされるような死に方ですよね。
日本でも、間抜けな死に方をされた方はいます。
初めて泉涌寺で葬儀が行われた天皇として知られる
【四条天皇】は、女官を転ばせてやろうと
廊下をツルツルにしておいたんですが、
誰もひっかからず、退屈しているうちに
自分が転んで頭を強打して亡くなったそうですね。
享年12歳とはいえ、死因としてもスベってますよね。
ある意味、理想な死に方をされたのが、
唐の詩人【李白】ですね。
お酒が大好きな方でしたが、いつものように酔っ払い、
水に映った月を取ろうとして溺死したそうでして、
まさに詩人という感じですよね。
微笑亭さん太