RAKUGOの授業
上山学院というところに行ってきました。
このお話は普段お世話になっている
経大亭勝笑さんからいただいたものですが、
上山学院というのは、留学生の方々に
日本語を教える学校なのです。
その中の授業のひとコマとして、
落語を聞くという企画でした。
従いまして、
聞くのは全員が、外国人という事になります。
私も色々な方々の前で落語をやってきましたが、
日本人が一人もいない客席に向かって喋るのは
初めての経験です。
生徒さんたちは、
10代後半から20代半ばまでの男女22人でしたが、
内訳は中国が14名、中国ウイグル自治区が6名、
トルコ、ベトナムが各1名という事で
ほとんど中国系の方が多かったですね。
勝笑さんの漫談の後、私の落語でしたが、
果たしてどこまで日本語が通じるのかというのが
全くの未知数なので、
対策の立てようがありませんでした。
腹をくくって上がりましたが、
これが、普通に日本語が通じるレベルで、
ちゃんとネタのくすぐりを理解した上で
笑ってくれていました。
先方の先生がリクエストされた『時そば』と
『楽しい動物園』『転失気』をやりましたが
日本人の若者たちより、
よく笑ってくれるんじゃないかというくらい
終始笑いの絶えない高座となりました。
とりあえず日中友好に
少しは貢献できたかな~と思いました(笑)
微笑亭さん太