持て余す好意
旅行を計画されてる方もいらっしゃると思います。
お土産にもらっても困る物のひとつに
【シャケをくわえた木彫りのクマ】というのがありますよね。
いただいた方には失礼ですが、
実際その後の扱いに頭を悩ませる方も多いと思います。
ところが今、
【クマをくわえた木彫りのシャケ】というのがあるそうですね。
見慣れた構図を逆にしてみたわけですが、
こちらは結構人気があるようでして、
まさに発想の転換というやつですよね。
大阪の梅田の地下通路では昨年3月まで、
全国各地の名産販売店が集まる
【阪神百貨店ふるさと名産】というのが営業してまして、
実際には行っていない旅先のお土産を
買う事ができたんですね。
行き先を偽って不倫旅行された方なんかは、
お世話になった事もあるんじゃないかと思いますが、
実際【アリバイ横丁】なんて、
粋な名前が付けられていたようですね。
最近はネットなんかで、
日本各地のお土産を取り寄せられますから、
便利になりましたよね。
国の文化が違えば、土産物に関する感覚も違うわけでして、
良かれと思ってあげた物が、
外国の方には意外に不評だったなんて事もあるでしょうね。
外国人が貰っても
嬉しくない日本のお土産の代表的な物に
【和菓子】がありましてね。
見た目はとても綺麗で日本らしさが伝わりますから、
満を持して持っていくんですが、
口に合わない人がかなり多いようですね。
ゼラチン質の皮に、
中のあんがシースルーで見えるお菓子なんかは、
カエルの卵的に見えちゃうのかもしれませんね。
そもそも【あんこ】に対しても
『豆を甘くするなんて気持ち悪い』と思うらしいですね。
・・・チョコレートを食べながら。
あれも、カカオ豆から作られてるんですけどね。
あと【お守り】なんてのも嬉しくないそうですね。
使い道が判らないので困るという話ですが、
外国では日本よりも宗教への思い入れが強い人が多いので、
信仰心が強い人には迷惑かも知れませんね。
確かにお正月を祝って、
バレンタインにチョコを贈って、
花祭り、お盆、クリスマスがあって、4、9、13を嫌う、
何ら宗教的統一感のない民族からお守りをもらっても
困るのは確かでしょうね。
それから【お弁当箱】もそうです。
日本ではとても充実している弁当文化ですが、
弁当文化の無い国では、どんなに高性能なお弁当箱も、
ただの入れ物になってしまうんですね。
そもそも、海外のお昼は
サンドイッチやスナックで済ませる人が多いので、
日本のように、色とりどりの食材を
箱に綺麗に盛り付けるという人は滅多にいませんからね。
「このお弁当箱は、
中にハンバーガーを入れるための物ですから、
外国人の方にも喜ばれると思いますよ」
「へえ〜、それは何ていうお弁当箱ですか?」
「【マックの内弁当】というんですけどね」
外国人の方は、妙な物を嬉しがったりしますからね。
日本の忍者が大好きなアメリカ人に
【ニンジャブーツ】だと言って【地下足袋】をお土産にあげたら、
奇声を上げて卒倒せんばかりに興奮していたなんて話は、
微笑ましい感じがしますよね。
●台本コンクールの表彰式が近づいてきました。
6日の日曜日には東京に行かせていただきます!
平成27年12月6 日(日)
『新作落語台本発表会』
時 開場17:45 : 開演 18:00
入場料:当日 2000 円:前売り 1700 円:(全席自由席)
予 約:問い合わせ:落語協会: TEL03-3833-8563
場 所:お江戸日本橋亭( 03-3245-1278):地下鉄三越前下車1分
【番組】
『オープニング・トーク 』 三遊亭丈二師 他
『お嬢さんをお嫁に下さい」』(作・佐野浩二 )林家きく麿
『16日の金曜日」』( 作・山田浩康 )三遊亭歌之介
『葛城の橋』(作・高橋悠登 )金原亭世之介
仲入り
『転校生』(作・微笑亭さん太)柳家小せん
『生き字引』(作・藪中和代 )林家正雀
当日お暇な方は
来ていただければ嬉しく思います。
よろしくお願い致します。
微笑亭さん太