酢的なお寿司屋さん
『かみ谷 すしダイニング』というお店で一席演ってきました。

『里帰り』 望々亭みるく
『熟女たちの宴』 微笑亭さん太
『手水廻し』 鶴橋減滅渡
お寿司屋さんなんですが、
洋風を意識したおシャレな造りのお店で、
寄席をやるには勿体ないくらいの感じでした。
お客さんは40名くらいでしたが、
落語初体験みたいな方がほとんどで、
我々の落語に対しての、お客さんの『手探り感』が
ひしひしと伝わってくる感じがしました。
こういう時の空気というのは、
お客さんと、お見合いをしているような心持ちになります。
…いや、お見合いの経験はないんですけどね。

私は本ネタより長くマクラをフッてましたが、
予想以上に笑っていただいて、
とりあえずホッと一安心でした。
ひょっとしたら、2~3ヶ月に1回くらいの
定例寄席になるかも、みたいな話が事前にあったので、
お客さんの反応が気になるところです。
終わった後、お店の大将に恐る恐る、
「…反応は、どうでしたか?」と尋ねると、
「いや~皆さん、楽しんで帰られたみたいですよ」
「本当ですか!?」
「ええ、是非またやってほしいと言ってましたもん、1年に1回くらいは」
……あ~、まあ、そのくらいの頻度ですよね。
妥当なラインだと思います。
大……中……小成功を収めた寄席、くらいは、
言い切ってもいいんじゃないでしょうか。
是非また、呼んで下さ~い。
微笑亭さん太