トンでもない知性の持ち主
今は鯨よりも【イルカ】の事で大きな非難を浴びてますよね。
和歌山県太地町で行われている【イルカの追い込み漁】が
『残酷だ』として物議を醸しているわけですが、
なかなか難しい問題ですよね。
【残酷さの線引き】というのも難しい上、
生き物というのは、基本的に
他の生き物の命を食べて生きている面がありますから、
食べるために命を奪う事に対して
【残酷という概念】が存在するのかどうかも不明な感じがします。
このままだと【鯛の活造り】ですとか
【白魚の踊り食い】なんかにも規制が入りそうですよね。魚介類を生きたまま火あぶりにする
【残酷焼き】なんてやった人は、
即死刑にされるんじゃないでしょうかね。
イルカや鯨を獲る事に反対している方でも、
豚肉は食べるんじゃないかと思いますが、
『ブタは、チンパンジー並みに高い知能を持っている』とする研究報告を、
米国エモニー大学の神経科学者の方が発表したそうですね。
その科学者の方が仰るには、
ブタは、犬やチンパンジー、ゾウ、イルカなど、
高い知能を持っている他の動物と
並ぶほどの認知能力を持っているそうですね。
人間とブタとの付き合い方を、
再考する必要がある科学的根拠が示されたとの事なんですが、
ブタというのは、かなり優秀な生き物のようですね。
例えば、優れた長期記憶を持っていて、
迷路などの、物体の位置把握が必要なテストが得意なんだそうですね。
さらに簡単な象徴言語を理解できて、
行動や物体に関係する記号の複雑な組み合わせを
学習する事もできるんだそうですね。
ですから、フォークを持った可愛いブタさんのイラストが
『おいしいよ!』なんて言っている看板を見ると
恐怖で固まっちゃうんでしょうね・・・
トンカツ屋の看板だって判るでしょうからね。
他の個体との共同作業を行なう事も出来るそうですので、
何頭かのブタを海に行かせて、
養殖の仕事とかさせてみたらどうですかね。
それがやがて【豚に真珠養殖】なんて
新しいことわざになっていくかもしれませんよ。
このように、
ブタは知性ある動物だという事が判ってくると、
『イルカは賢い動物だから食べてはダメ』と主張している人たちは、
ブタを食べる事も出来なくなるんでしょうね。
やがて宮崎駿監督が、
食べてはいけないブタを主人公にした アニメを作るんじゃないですかね。
【食えないの豚】なんてんでね。
動物だけではなく、穀物類にも
知性がある事が判明する日がやってくるかもしれません。
日本人の主食である【お米】にも知性があったりしまして、
お米同士で恋愛したりするわけですね。オスのお米が、
「ボクは君に【ひとめぼれ】した。
君は僕のタイプ、【どまんなか】だ」
なんてんで、メスのお米を口説くわけですね。
ところが付き合って暫くすると、
「いくら君が美人でも、【あきたこまち】」
あっさりフラれちゃうんですね。
すると友達のお米たちが、
『ゲンマイ、ゲンマイ(ドンマイ)!』なんて励ましたりするという、
そんなドラマが生まれる可能性はありますよね。
微笑亭さん太