吸ったもんだがありました
公共の建物などでは、近い将来『全面禁煙』になるようですが、
タバコ好きの方にとっては、
どんどん肩身が狭くなる感じですね。
最近はドラマのワンシーンなんかでも、
タバコを吸う場面があると問題視されたりしますが、
先日、小学生向けに書かれた児童書が、
タバコ好きのお爺ちゃんが
喫煙したまま孫たちと話すシーンがあるという事で、
販売中止になったなんて話がありましてね。
いくらタバコが迫害されてるとはいえ、
これはちょっと行き過ぎのような気がしますけどね。
出版社の方も、念のため話の最後に
『…そんなお爺ちゃんは、肺ガンで死にました』とでも
付け足しておけばよかったのかもしれませんね。
こういう『タバコ狩り』みたいな事が続いていくと、
『サザエさん』のイササカ先生とか、
『アルプスの少女ハイジ』のお爺ちゃんといったような
『タバコ好きキャラ』は全てアウトですよね。
シャーロック・ホームズなんかは、パイプの代わりに、
チュパチャップスか何かくわえて登場するように書きかえられましてね。
我々落語に携わる者も人事じゃないですよ。
ご隠居さんや八っつあんが
キセルでタバコを吸う仕草をやらないようにという事で、
扇子の使用が禁止されたりなんかしたら、
実に窮屈な感じになっていくでしょうね~。
微笑亭さん太