神経累ヶ淵
固い物を噛むと、左の上の歯が痛むようになったので
一度診てもらおうと思ったのです。
痛み始めたのは先月くらいからで、
今月の始めに予約の電話を入れたら
予約が取れたのは昨日でした。
どんだけ人気のある歯医者さんなんでしょうか。
まだ痛みが我慢できるうちに
電話を入れておいて良かったです。
診てもらうと、詰め物が少しはがれていて
そこからバイキンマンが侵入したようで、
少し虫歯になっていました。
『あ~きっと、これから何回も
通わないといけないんだろうな・・・』
そう思っていたら先生が、
「多分神経まではいってないと思いますので、
削って詰めていけば、
今日一日で治療は終わります」
・・・えっ?
一日で終わるとか言われると、
それはそれでまた不安になるこの気持ちは何だろう?
しかしあの歯を削る器具、
【エアタービン】というそうですが、
生理的嫌悪感を抱かせる音を出させたら、
右に出るものはいませんよね。
【黒板を爪で引っ掻く音】や
【アルミホイルをクチャクチャする音】
といった強豪を抑えて、ぶっちぎりの第1位でしょうね。
削ってもらった後も、少ししみたので、
「ひょっとしたら、
少し神経の方までいっている可能性もありますね」
「そうなんですか?」
「このまま詰めて痛みが治まればいいんですが
治まらない可能性もあります」
「はあ・・・」
「ぶっちゃけ、五分五分といったところですね。
あらかじめ神経をとってしまう選択肢もあるんですが、
このまま詰めて様子を見るという選択肢もあります」
「そうなんですね」
「私がその立場だったら
あらかじめ神経をとるような事はしませんが・・・
どちらにしますか?」
・・・いや、どちらにしますかって、
そんなの【一択】じゃないですか(笑)
プロの判断にあえて弓を引くような選択を
するわけないですからね。
とりあえず、無神経な私にも神経があったという事が
判っただけでも収穫でした。
削ったところを詰めてもらって、
来月また経過を診ていただくために
もう一度行く事になりました。
このまま治ってくれるといいんですけどね。
微笑亭さん太