残酷な童話のテーゼ
若者が知らん顔をして座っていると顰蹙を買いますよね。
若者が席を譲るのが当然だという事なんですが、
実態は若者の方が【社会的弱者】の場合もあるわけですよね。
ですから席を譲る場合にも、そういった【残酷な現実】を
周りに知らしめるのもいいんじゃないですかね。
「・・・貯金が5千万あり、
年金で悠々自適な楽勝生活をしている、そこのお婆ちゃん。
年収250万でブラック会社に勤務していて、
通勤に片道2時間かかる私がやっと座れた席をどうぞ」
これくらい残酷な現実をつまびらかにしても、
罰は当たらないんじゃないですかね。
連日、テロ組織に処刑された人の動画が
アップされたりしていますよね。
ネット上には残酷な画像が溢れていて、
誰でも閲覧できる状態にあったりしますが、
子供向けの童話というのも、
結構【残酷な結末】が多かったりしますよね。
有名な童話、
【狼と七匹の子ヤギ】の結末というのも残酷ですよね。
子供を食べられてしまったお母さんヤギは、
狼のお腹をハサミで切り裂き、子ヤギたちを救い出した後、
石を詰めて縫い合わせ、
みんなで狼を井戸に落としたって、容赦なさすぎです。
下手なB級ホラー映画よりも、
余程怖いんじゃないかと思います。
他にも、【狼少年】では
『狼が来た!』と何度も嘘をついた少年が、
本当に狼が来た時には誰にも信じてもらえず、
狼に食べられてしまいますし、
【赤ずきん】では、赤ずきんとお婆さんを食べた狼は
猟師により射殺されます。
大体、食われるか殺されてお終いのパターンが多いですよね。
それを心配される親御さんもいらっしゃるようですね。
「ねえ、あなた。こんな残酷な絵本を与えたら、
この子に悪影響じゃないかしら?」
「大丈夫だろ。・・・俺は仕事で疲れてるんだ。
子育ての事は、お前に任せたから」
「あなたは、いつだってそう。
疲れてる疲れてるって、私だって疲れてるのよ。
少しは子育ての事も考えてよ!」
「うるさいな!誰のお陰で生活できてると思ってんだ!」
この会話を子供に聞かせる方が、
遥かに悪影響だと思うんですけどね。
【残酷な話は必要】と言われていて、
子供に与えても何の心配もないそうですね。
人は生まれながらにして道徳心や良心は持ってなくて、
躾により養われるので、昔話や童話というのは、
その教材としては最適なんですね。
因果応報や勧善懲悪といった、
【悪い事をしたら徹底的にやられてしまうんだ】という事を
学びながら心が養われるそうです。
ですから、これからは原話に、
残酷さが増量されるかもしれませんね。
【マッチ売りの少女】なんかでも、
松岡修造さんがお客としてやってきたりしましてね。
「・・・マッチいりませんか?」
「ダメだよ!もっと自分の商品をアピールしなきゃ!」
「マ、マッチいりませんか!?」
「下向いてちゃ何も伝わらないよ!もっと大声出して!」
「マッチいりませんか!!?」
「いらない!!」
・・・これは、死ぬよりも辛い結末になりそうですよね。
微笑亭さん太