使い切ったクレヨン
漫画『クレヨンしんちゃん』が最終回を迎えたらしいですね。
昨年9月に、作者の臼井儀人さんが山中で亡くなってからも
遺稿で連載が続いていたんですが、
ついに、1126話でストックが尽きたという事みたいですね。
『クレヨンしんちゃん』は1980年の連載開始以来、
アニメ化を経て、爆発的な人気を誇っていますよね。
1993年に映画化された、
『アクション仮面v.s.ハイグレ魔王』という映画では、
興行収入22億円を上げましてね。
格調高い文学作品なんかを映画化しても、
ちっともお客さんが来ないのに、『ハイグレ魔王』とか
『雲黒斎(うんこくさい)』とか、『ブリブリ王国』で22億ですよ。
これは笑いが止まらないですよね。
毎年『日本PTA協議会』という組織が、
『子供に見せたくない番組』というアンケートを行ってましてね、
2004年から2009年まで6年連続で
『ロンドンハーツ』が1位になっているんですが、
『めちゃイケ』や『バカ殿様』に混じって、
この『クレヨンしんちゃん』も上位の常連組なんですね。
しんちゃんを見せたくない理由としては、
『子供に悪影響があるから』という事なんですが、
週一のたった30分のアニメに影響されるようでは、
それはPTAを始めとする、
親御さんや先生方の教育の方に問題があるとも言えますよね。
PTAは、そんなに自信がないんでしょうかね?
第一このアンケートの結果から判断するに、
PTAの人たちが明らかに悪影響があるとしている『ロンドンハーツ』が、
5年以上続いている『長寿番組』なわけですから、
いかにPTAという組織に
影響力がないのかを実証しているみたいなもんですよね。
微笑亭さん太